vendredi 29 février 2008

前足と後ろ足はじっくりと

 コンフィにしました。



 何の話かって言うと、先日のウサギちゃん。塩、胡椒をしたのち、フライパンで焼き色をつけ、同じフライパンでいためた香味野菜の上にのせ、ほんの少し水分を入れてアルミホイルをかぶせて、150度のオーブンでじっくりと火を入れる。


 こうすると、お肉は骨からはらっと取れるように火が入り、くたくたになった野菜から出たジュと、肉から出たジュが合わさって、一緒にソースも作れるというわけ。


 これはおいしいです。豚の肩肉や、鳥のもも肉なんかでもできるので、家にオーブンがある人はやってみてください。ちなみに、4時間くらいかかりますけど。


 こういう料理は盛り付け云々ではなく、がつがつ食べたいですね。もうちょっと味を落ち着かせてからいただこうと思います。クスクスなんかと一緒がいいかなぁ・・・・・・。


 


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Nouveau!! Chanson du Jour : Suzette / Dany Brillant

jeudi 28 février 2008

残った海老で料理

 今夜は昨日のウサギのファルシィに使って残った海老を料理。



 海老は殻をむいて、やわらかく火が入るように、切れ目を入れる。これを単純にソテーしたんだけど、そこに金柑のコンフィとコリアンダー(シャンサイ)を最後に入れる。
 
 付け合せは、サフランを効かせた海老のダシのなかで煮含めたジャガイモ。ソースは、白バルサミコ酢で作ったマヨネーズを、ガス入りのミネラルウォーターで割ったもの。

 この料理、昨日買い物の途中で見つけた金柑を見てとっさに思いついたもの。改良の余地はまだあるけど、かなり良いものができたのでは。この海老が手長海老だったらなぁ・・・もっと良いものができたんだと思う。

 でも、海老と金柑とコリアンダー、合いますよ。

 ちなみこっちでは、金柑はKumquatって書くんだけど、なんとなく発音も似てるみたい。表記しにくいから書かないけどね。日本のよりは甘みが少ないので、日本のもので同じようになるかはわかんないなぁ。試してみて下さい。

 
 今日のワインは、我が家のハウスワインにしたけど、この料理なんかには白だなぁと思う。そろそろあったかくなってくるし、白とかロゼなんかを探し始めて、テラスで軽い食事とキンキンに冷えたロゼなんて最高だからね。


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Nouveau!! Chanson du Jour : Sweet Child O'Mine / Sheryl Crow

mercredi 27 février 2008

ウサギ料理

 今夜はウサギを使った料理を。

 日本の一般家庭ではまず食卓に上がらない食材だけど、こっちでは普通に売っている食材。ちょっとしたスーパーでも見かける。

 写真は、ウサギの背肉の部分に、えびとウサギの端っこの部分をミンチにしたものと、イタリアンパセリのみじん切りを、ウサギのおなかの皮でロール状にしたもの。フランス料理では、ウサギや鳥と海老なんかはよくあわせる食材。


 付け合せは、パン・ドゥ・ミでクルトンを作って、その上に、ウサギのレバーと腎臓のペーストを塗りつけたもの。その下は、以前紹介したCerfeuil tubéreuxのエクラゼ。お肉にかかっているのはウサギのガラから取ったジュ。

 
 























 合わせたワインは、

 Vin de Pays d'Oc Pinot Noir 2005 / DOMAINE LAS BORDES

  まったく知らないで買ったけど、結構おいしい。ブルゴーニュほど酸は無いけど、それはしょうがないところかな。南仏のほうで作られたピノだからね。でも好印象。4.9ユーロ。

 
 最後に、僕が買ったウサギの写真を。部分単位でも買えるけど、ジュをとったりする為に丸ごとで。前足と後ろ足はまた違う料理にします。














(クリックすると写真が大きくなるので、苦手な人はご注意を)

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Nouveau!! Chanson du Jour : Alexandrie Alexandra / Claude François

mardi 26 février 2008

おいしいパンが食べられると思ったのに・・・

 今週から水曜日と木曜日が僕の休日。



 こっちではあちこちにパン屋があるんだけど、それでもお気に入りの一軒があって、そこの定休日が日曜日と月曜日。だから今までの僕の休みだと、休日においしいパンが食べられなかった・・・・・・


 でも、これからは休日においしいパンが食べられる。


 なんとうれしいことか。とてもうれしい。おいしいものが食べられるのはとてもうれしい。特にパンはその日の分はその日に買ったほうがおいしいからね。



 そして今日、出勤の途中前を通りかかると・・・



















 日本語に訳すと、「当店は1週間休業します。2月の25日から3月の3日まで。」

 

 おいおい・・・僕が休みを変えたとたんこれですか?

 
 おいしいパンはちょっとお預けですね。

 
 ちなみに今パリの学校はバカンス中。こっちでは、子供のバカンスに合わせて親もバカンスを取ったりするのでしょうがないけどね・・・・・・ちょっとの間、ほかのところで我慢しよう。


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Nouveau!! Chanson du Jour : Le petit pain au chocolat / Joe Dassin

lundi 25 février 2008

すこしづつ・・・



 





















 最近、日を追うごとに日が長くなっている。

 
 写真は、最近の6時半過ぎのもの。


 ほんの2ヶ月くらい前には、午後5時くらいで真っ暗だったのに・・・今日も暖かくて、帰り道の夜風が心地よかったなぁ。


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Nouveau!! Chanson du Jour : 1973/James Blunt

dimanche 24 février 2008

久しぶりの日曜出勤

僕が働いてるレストランは定休日なしで営業している。店が閉まるのは12月の24日と25日の2日だけ。星付レストランとしてはちょっと珍しいかも。ちなみに今は一つ星。

 で、久しぶりの日曜出勤。朝のメトロはほとんど人がいない。がらがら。

  そして、店も暇。何で店を開けるんだろうと思う。日曜だけでも閉めれば、よりみんなが一緒に働く日が増えていいと思うんだけど・・・・・・色々あるんでしょう。

 しかも、休みを変えたとたん、今日はすごい良い天気で、気温もぬくぬく。うぅ~ん・・・。でも、春近し、っていうか、もうすぐそこまで来てるって感じがしますよ。

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Nouveau!! 今日のシャンソン(Chanson du Jour)→ Les Champs Elysees/Joe Dassin

samedi 23 février 2008

日曜日はマルシェの日



 パリといわず、フランス中では、日曜日にマルシェがいたるところに立つ。そして、必ずではないけど、近くに教会があることが多い。

 僕の近所でも、教会をぐるっと取り囲むようにたくさんの店が肩を並べて出店する。日曜の教会には人が集まって、人が集まるところに市場が立つ。そんな昔からの習慣が今でも続いてるんだよね。
 近所には、いくつものスーパーマルシェ(こっちのスーパーをこう呼ぶ)があって、朝から夜の8時くらいまでやってるけど、日曜日にはより新鮮な肉や野菜を求めて、近所のマルシェにたくさんの人がが足を運ぶ。

 でも、大体昼の一時過ぎには店じまいが始まるんで、ちょっと寝坊するともぬけの殻になってたりするんだよね。

 ただ休みを変えたせいで、日曜のマルシェに行けなくなったんだよなぁ・・・・・・と嘆いていたらCHUFが、「木曜日もやってるよ」と。

 マルシェは木曜日もやってるんです。この界隈に3年ちょっといるけど、知らなかった・・・。じゃあ、行けるじゃん・・・ということは早起きですね、休みの日に・・・・・。

 場所にもよるけど、日曜か土曜と、それ以外の一日の開催のところが多いようです。でも月曜日にやってるところは無いはず。



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vendredi 22 février 2008

朝から全開で!

 同僚の一人がバカンスに出た関係で、今日の朝から違う担当の仕事を始めた。

 いつもは地下の厨房で、魚をさばいたり、帆立貝をさばいたりしてるんだけど、まぁそばに火の気はないし、基本的に一人だから、マイペースで自分の仕事をするだけなんだよね。

 でも今朝は久しぶりに、仕込みの時間は地上階のメインの厨房で仕事。もちろんサービスはここ、メインの厨房でやってるんだけど、仕込みの時間は、朝の限られた時間のなかで、やるべきことを終わらせることはもちろん、その先の日の仕込みのことも考えて仕事しなくてはいけない。そのほかに、僕の役目として、アプランティやそのほかの料理人の監視役もしなくてはならない。きっちりと仕事してもらうように指示などを出しながら。

 で、僕はって言うと朝の仕込みの時間は、エンジン全開で行くんです。僕が思うに、ポジションが上になればなるほどたくさん働かなくてはと。重要な仕事も回ってくるし、やるべきことも多いので。

 ちょっと前から店で働き始めた同僚は、僕のこういう姿を見たことが無かったので、かなりびっくりというか、ビビッていた。かなり近寄り難かったみたいで・・・・・・。いつもは気軽に話しかけてくるアプランティもだんまり。ちょっとやりすぎたかな?

 でも、仕事ですから。その代わり、サービス中には一切仕込みはしません。サービスに集中です。

 では、明日の朝も全開!!ですよ。


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jeudi 21 février 2008

今日はパスタ

 今日は、休みが変わる関係で、一日だけの休日。



 いつもの休日のように遅い昼食を食べたので、今夜はパスタのみ。



 これは鶏肉で作った、ボロネーズ、つまりミートソースの鶏肉版。ちょっとパスタが多かったかな?でも大変おいしゅうございます。

 合わせたというか、僕はよほどのことがないと白ワインは飲まない。説明は長くなるので省くけど、用は安くておいしいと思えるのがなかなか無いので。今日のパスタなんかには、白でも良いなぁと思うけど。で、飲んだワインというか、飲んでるワイン。

 
AOC Bourgogne Pinot Noir 2006/DOMAINE de la GRANGERIE

 
まったく知らない作り手。こっちのMONOPRIXというスーパーで買えるもの。まあまあかな、普通のブルゴーニュ。ちなみに6.9€。



 でも、普段週休二日に慣れているせいか、一日だけの休みってなんだか落ち着かないなぁ。





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僕が作っているものは大丈夫か?

 今日の夜、お客様の中の一人に、グルテンアレルギーの方がいらっしゃいました。その方は、自分でグルテンが含まれていないパンを持参しての来店でした。

 アレルギーには、軽度のものから重度のものまで、人それぞれに色々あり、僕が働いてる店にも時々、アレルギーであることを告げられるお客様が少なくありません。もちろんその申告にのっとって、最大限注意を払って省けるものは省き、置き換えられものは置き換え、料理します。

 でも、いつも心配になってしまいます。目の前にある素材を料理はできるけど、それに含まれている栄養素や、成分に関する知識が薄いのです。人によっては、食べてはいけないものを少量食べただけで、卒倒してしまう人もいるんですから。

 僕が作ったものは大丈夫だっただろうか?いつも頭をよぎります。

 特に今まで問題があったことはありません。その後、そういう知識も必要かと、料理人として思うのですが、忙しさにかまけて、後回しにしてしまっています。

 この仕事、結構ハード(慣れるまでは)でも、拘束時間も長くても好きですが、好きなことだけやっていれば、楽しいことだけやっていればいい仕事なんか無いなぁ、と改めて思いました。

 料理人として必要なこと・・・まだまだいっぱい足りない事があるみたいです。



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mardi 19 février 2008

通勤天国


 僕の職場はパリにあって、僕たちもパリに住んでるんだけど、こっちに来てから一番楽なのが、




   通勤が楽。




 通勤天国とまではいわないけど、東京のそれに比べたら、100分の一くらい。とにかく、東京みたいな、満員電車というのが、ほとんど無い。もう満員の電車にこれでもかってタックルしてくる人もいない。家の玄関を出てから、店まで大体25分でついてしまうしね。

 だから、昼と夜の営業の中休みには自宅に帰って休憩しています。この時間が大体3時間くらいあるかな。これも都内のレストランにいるときとは大きな違い。

 で、この時間に、僕たちは食事をしたり、買い物に行ったりするんだけど、たいていの日は少し昼寝をしています。この昼寝が気持ちいいんだよね。もう、昼のサービスを一生懸命急いでやるのって、早く昼寝する為みたいなもんですから、ほんとに。
 
 もう、東京では働けないかも・・・・・・な気もしています。
 
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この場を借りて

 K太君ご夫妻、出産おめでとう!!

 てちおかからメールをもらったよ。良かったら写真でも送ってちょうだいな。

 本当におめでとう。って、みてるかな?このブログ。


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lundi 18 février 2008

フランスのみかん

 こっちでは、Clémentineと書いて、クレマンティーヌと読む。こっちでも日本と同じで、冬のはじめから市場に出回る果物。だからもうすぐ終わりかな。

 色々銘柄あるけど、この、La Soculenteというのが一番かも。甘みと酸味のバランスが良くておいしい。ちなみにスペイン産。

 ちなみに、果物や、野菜などで、日本語の名前がそのまま使われているものがあって、柿、シイタケ、ミズナなんかがあるんだけど、コルシカ島産のクレマンティーヌはミカンというらしい。

 こっちではこたつが無いから残念だけど、時々ミカン食べてますよ。


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dimanche 17 février 2008

晩酌しながら更新中(そのニ)











 














 日本の皆さんおはようございます。またまた晩酌中です。

 さっきの続きで、今飲んでいるのは、

 AOC BOURGOGNE 2006/LUCIEN MUZARD et FILS

 これも日本で購入可能です。いくらくらいかは、忘れましたが・・・たぶん2500円くらいでしょう。こっちでは、10€。 (追記:楽天で2000円以下で売ってましたよ。)

 色は澄んだルビー色。ちゃんとフィルターかかってます。味わいも出すぎたところが無く、食中酒としてばっちりでしょう。検索してみて下さい。

 一緒につまんでいるのは、にんにく風味のboursinというチーズ。これも日本でも売ってるでしょう。

 日本時間的には、朝からワインですが、皆さんお仕事がんばって下さい。

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何もしない休日

 今日は何もしない休日。

 これをやるのは結構難しいのでは?家に仕事を持ち帰ってきちゃったりとか、普段できないことを片付けようとか、家族サービスとか・・・・

 今日は今のところほんとに何もしてない。遅い昼食をとったくらい。

 天気が良かったから、散歩でも・・・と思ってだらだらしてたら、日が暮れてしまった。

 たまにはこういう日も必要でしょう。

 じゃあ、またこれからちょっとワインでも・・・・・


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samedi 16 février 2008

晩酌しながら更新中






















 



皆さん、おはようございます。

 もう日本は日曜の朝ですね。

 僕はついさっき帰ってきて、今はワインを飲みながらの更新です。 日本時間的には、朝からワインです。
 
 飲んでるワインは、

 Bourgogne Grand Ordinaire "GAMAY" 2006/GEANTET-PANSIOT

 これが、ガメイ100%(ヌーボーで有名なボージョレで用いるぶどう品種)なの?という感じで、口当たりがやわらかくて、おいしい。紫がかったエッジ、澄んだ色調(こういうこと書くとそれらしいかと・・・)。
 別にボージョレがおいしくないといってるわけではないけど、あんまり好きではないんで。ちなみに、7.5€。これは日本でも売っているかと。1500円くらいじゃないかなぁ?興味がある方検索して下さい。

 今週はバレンタインの日から今日まで、忙しかった。今夜も67人だったし。でも不思議と疲れは無くて、いいテンションで一週間やり切れました。でも休みが一緒の同僚は、帰ったらすぐ寝る(フランス人は夜シャワーを浴びない人がっけこういる)といっていた。 おつかれさん。

 来週から同僚の一人バカンスに出るのと、個人的都合で、僕の休みが水、木になります。関係者各位、要チェック。

 では、Bon Dimanche!!


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日本にはいない魚

 写真の魚はROUGET-BARBETといって、日本のフレンチだと、ルジェって呼んでるもの。
 
 でも日本の近海では取れなくて、よくイトヨリとか、ヒメジなんかで代用されている。でもイトヨリとはまったく違うものだし、ヒメジほど臭くないといった感じかな。
 
 これは、あまり大きくなる魚じゃなくて、40センチくらいがマックス。お店では20~25センチ位のを使っている。
 
 料理としては、シンプルにポアレにしたり、魚の形を保ったまま中骨だけ抜いて中に何かつめて、蒸したりと。で、特に気をつけなくちゃいけないのは、身に油が余り無い魚なんで、火を入れすぎるとすぐぱさついてしまう。だから結構気を使う素材なんです。小さい分、身の厚さとかも無くてすぐ逝ってしまうから。
 
 これに限らず、日本とおんなじ魚たちでも、ちょっとづつ顔が違う気がする。またなんか写真取ったらのっけます。
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vendredi 15 février 2008

バレンタインデー終了

 しましたね。さすがに今日は忙しかった。昼が57人、夜が72人。

 もっと忙しいお店もあるかと思うけど、うちのキャパとか、料理人の人数から言って、結構マックスな感じ。でも、特に問題も無く、パトロンも上機嫌な一日でした。

 今日みたいなのが毎日だと、テンション上がっていいんだよなぁ・・・暇だったり、忙しかったりだと、モチベーションの保ち方が難しい。

 こういうサービスの後の一杯のビールはたまりませんね。最近ほとんどビールを飲んでなかったけど、今日はサービスの最中から、終わったらビールだな、と思って仕事してました。

 ちなみにうちでは、バレンタインは日本式。CHUFがエクレアを買っといてくれました。

 Merci, Ma Chérie. 一ヵ月後になにかおかえししなきゃなぁ・・・

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mercredi 13 février 2008

Fête de la Saint-Valentin

 2月14日はバレンタインデーですね。フランスでも同じです。でもちょっと違うところが・・・それは、

 男性が女性にプレゼントをあげたり、食事に誘ったりするんです。日本とは逆。

 必要な人は一大決心をして、愛の告白なんかしちゃうかも知れないけど、基本的には恋人同士の間でとか、夫婦の間でみたいな感じだそうです。

 ちなみにこれはここ最近始まったもので、日本同様企業の販売戦略の一つで、うちの店のフランス人どもは、知らん顔するといっておりました。

 僕が何をするかって?・・・・・・それはヒミツです。

 ちなみにこの行事のせいで、明日の店の予約は今の時点で、昼が52人、夜が67人です。まだ入るそうなんで、ご来店お待ちしてます。

 ほんとに厄介な行事だよね、まったく。ちなみにホワイトデーは存在しないみたいです。


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mardi 12 février 2008

エクレア好き

 日本にいるときには、あんまり甘いものが好きではなかった僕。なぜかというと、日本のお菓子屋のケーキって、甘さ控えめって言うか、ぼけた味のものがすごく多い。もちろんちゃんとしたものを作ってる人たちもいっぱいいるけど、総じてあいまいな味わいな気がする。

 で、こっちのケーキ達。ガッツリと甘くて味の主張がはっきりとしている。メリハリがはっきりしている。このエクレアもそう。日本ではエクレアなんて何年も食べてなかったんだけど、こっちに来てすぐのとき、ふと入ったパン屋で買ったエクレア。CHUFがほしいといったので一個だけ買って、ちょっと味見したところ・・・

 う・ま・い・・・次の日また買いに行ってしまいました。そしてエクレア好きになりました。
 
 これは日本にもある、PAULというパン屋さんのもの。パリでは結構あちこちにあって、ちょっとしたショッピングセンターや、空港には必ずといっていいほどある。つまりチェーン店。バケットとかはあまり好みではないから買わないけど、ここのエクレアはかなりうまい。日本でこの味が味わえるのかわ知らないけど(粉とか、バターとかの質が違うから)見つけたら試してみて。こっちのは、日本のとぼけたエクレアとはわけが違うんで。

 ほかにもお気に入りの店があるのでローテーションでたまに味のチェックをしています。うきうきで行って変わってたらへこんじゃうからね。


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lundi 11 février 2008

Le nouvel an chinois(旧正月)

 そういえば、つい最近旧正月(今年は2月7日)を迎えましたね。僕達の家の近くに中華街があって、相当盛りあがったんじゃないかと。

 でもよくまちがえて、Bonne Année!!(あけましておめでとう)ってフランス人とかに言われるんだけど、俺、中国人じゃないし・・・・・・なんかいやだ。 そのたびに自分は日本人であることを説明して、日本は違うということを付け加える。だるい。オリンピックもあるんだからいい加減おんなじにすればいいのになぁと思うけど、いろいろ事情はあるでしょう。

 彼らにとっては、アジア人は一くくりなんだよね。よく店のサービスのやつが、日本人の客ですごい美人がいるから見に来いというので、サロンまで行くと・・・・

 明らかにタイとか、フィリピンとかの方の人達。

 しょうがないらしい。しかも、あんまり美人じゃない・・・フランス人の女性には無い何かを感じるのかな?


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小腹が減ったらクレープ!!


 今日は、近くのショッピングセンターに散歩をかねて、ウインドウショッピング。ソルドも終わりにちかづいて、何か残り物に福が無いかなぁ・・・と、で、何もなし。

 そして二人ともなんだか小腹が減ったので、近くのクレープ屋で、クレープを買って食べる。CHUFが買ったのは、ノーマルな生地にチーズとツナとちょっとケチャップをトッピング。 僕はそば粉の生地にハムと卵を選択。

 パリにはいたるところにクレープ屋を見かけることができて、ちょっとした空腹にはちょうど良い。天気が良い日なんかは歩きながら食べられるしね。で、結構これがボリューム満点で、今これを書いてる時点でもまだおなかがすかない。ちなみに両方とも4€。あちこちにあるクレープ屋だけど、店によって質はまちまち。ハズレをつかむとほんとにおいしくないので、ご注意あれ。今日のところはおいしかった。

 そういえば最近日を追うごとに日が長くなっていくのがわかる。気温もなんだか暖かいし、春近しっと言った予感もするけど・・・油断すると風引いたりするんで、皆さんも用心して下さい。











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一人時差ボケ

 たまにこれをやってしまう。変な時間にうたた寝して、変な時間に目が覚めてそれ以降寝れない。

 でもって暇なので小話。

 このブログの題名は、Tout va bien,tout va bien!!なんだけど、日本語にすれば「すべて順調、大丈夫!!」って感じ。

 もちろん毎日いいことばかりでないし、すべて順調にいくなんてありえない。何でこういう題名にしたかって言うと・・・

 今から4年半くらい前にフランスに来た。目的はフランス料理の本場で、働いてみたいということ。まったくフランス語もわからず、つても、コネも無くやってきたフランス。最初の数ヶ月、語学学校に毎日通い、フランス語を猛勉強。ほとんど一日中勉強した。そして、いざ本場の星付レストランの厨房へ。

 その当時学生の身分だった僕が働く為には、研修という手段しかなかった。基本的に給料なし。でもがんばって認めてもらおうとやる気満々で行った最初のレストラン・・・うまくいかなかった。

 オーダーが聞き取れない。フランス語での指示が聞き取れない。仕込み中は何とかなるけど、サービス中はさっぱり・・・へこみました。こっちではフランス語が話せないとみんなから馬鹿にされてしまう。これが悔しい。でも言い返すこともできない。またへこむ、ストレスもたまる。

 そんな時、いつも自分に言い聞かせていた。

 「大丈夫、俺ならやれる」って。

 最初のレストランは色々あり、1ヶ月でやめる。合わない云々以前の問題で。そして次のレストランへ。それが今のレストラン。

 ここでも最初はさっぱり。でもしょうがない、やるしかないんで。昔、日本の料理雑誌とかで、フランスで働いて日本でシェフになった人の話とかを読んでいると、人の2,3倍は働かなくちゃとか言っている人を見かけた。でも、普通に考えて、人間そんなに働けるもんではないけど、その当時はほんとに毎日アクセル全開って感じだった。

 そして、この店で正式に給料をもらって働けるようにしてもらった。頑張りが認めてもらえた。学生からの身分変更手続きといって、必ずしも申請すれば通るものではないので、申請が受理されるまでは本当にどきどきした毎日を送っていた。

 そのときも「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせていた。

 そのころには、フランス語も聞けるようになっていたし、少しずつ自分の言いたいこともいえるようになってきていた。そして今では、フランス語で言い合いまでできるようになった。

 日本を発つ前、自分で決めていたことに、3年やって正式に働けるようにならなければ、帰ってこようと思っていた。その後何をするとか、何も決めずに。今こうして、ちゃんと給料をもらえるようになったからいえるけど、無謀だったなぁと思う。つても、コネも無かった。あったのは根拠ない自信のみ。

 そして今の店では、2人いるsous-chefの一人として働いている。ここの店でやれることは精一杯やったつもり。またこれから自分が成長できることを考えないといけないなぁと感じている。ボケボケしにフランスに来たのではないからね。

 今でも、事あるごとに自分に言い聞かせている、

 Tout va bien,tout va bien!!

 自分を信じて、楽しい人生が送れるように。


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dimanche 10 février 2008

オムライス


 今日はCHUFのリクエストでオムライス。これは説明はいらないでしょう。日本の国民食みたいなもんだからね。付け合せは角切りにしたジャガイモ、たまねぎ、にんじん、インゲンをゆでてコーンとコルニッションを加えてマヨネーズで和えたもの。
 
 でも、オムライスって、ちょっとした洋食屋で食べると結構とられるよね。大して原価かかってないのに。

 後、ケチャップライスを作るときにケチャップを入れすぎるとべちゃべちゃしちゃって食感が悪くなるけど、ケチャップを入れる前に、しっかり塩味をつけてからケチャップを入れて、最後にビネガーを振ると、ぼけた味にならずにすむよ。ケチャップで味をつけようとしてはだめ。

では、お試しあれ。


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samedi 9 février 2008

ローラーブレード禁止

 パリのメトロでは、ローラーブレードと、自転車での乗り入れは禁止です。

 ちょっと前までは、こんなの無かったんだけどね。自転車はかさばるからわかるけど、もうひとつは個人の自由な気もするけど・・・こけて他人に迷惑がかかるからかな?

 ちなみに、パリから郊外に向かう列車やTGV(フランスの新幹線みたいなもの)にはちゃんと自転車をおくところがあります。さすがヨーロッパではツールが盛んですからね。


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vendredi 8 février 2008

料理の仕方


 こっちに来て色々気づくことがあるけど、一番はやっぱり野菜や果物の味や、水から始まって、粉や牛乳などが日本とは違うということ。っていうことは、料理の仕方も変わってくる。


 細かいことを書き出すときりが無いので、省略するけどたとえば、だし汁。いわゆるフォンとかジュと呼ぶものが日本でとるよりおいしくできる。これは野菜や肉の質にもよるところがあるけど、水が違うかららしい。


 こっちは硬水で、日本は軟水。適当にやってもまずまずのものができてしまう。野菜スープなんかも適当にやっておいしくできてしまう。日本ではかなりきっちりやらないと、しっかりした味が出ないんだよね。


 だからかもしれないけど、こっちのレストランでは結構アプランティの子がフォンを取ってたりする。


 そのほか、色々あるけど、気づいたらまた書きます。


 でも、毎日更新は結構大変だね。そんなに毎日色々起こるわけではないからね。


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季節がずれてる

 季節がずれてきている気がする。本当なら今頃が一番寒い時期なのに、またちょっと暖かくなってきた。ちょうど春の前に寒い日がちょっと続くと、ちょっと暖かくなる、三寒四温ってやつ。それが今頃来ている気がする。

 少しずつ季節が来るのが前倒しになってる気がする。日本はどうかわからないけど、これまでの、3月はこんな感じで、6月はどうで・・・といったことが一ヶ月くらい早まってる気がする。

 地球は病んでいるのかなぁ?温暖化のせい?それとも地球的に見て、大局的にそういう時期に向かってるのかな?

 別に、その日その日の気候に合わせて身なりを変えればすむことだけど、なんか気になるんだよね。


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mercredi 6 février 2008

珍しい野菜シリーズ

 こっちには日本ではあまり見かけない野菜が色々あるけど、その中でもとりわけ珍しそうなやつを。

 名前は、Cerfeuil tubéreuxといって、日本語読みするとセルフォイユ テュベロゥって感じかな。
 
 ぱっと写真で見るとジャガイモみたいだけど、にんじんなんかと一緒で、根っこの部分を食べる野菜。大きさは大体親指一個分くらい。ハーブのセルフォイユとは別物。これから生える葉っぱは食べられない。葉っぱにはかなり毒性がある。
 
 どう料理するかっていうと、まず皮をむく。中はクリーム色で、食べると甘味を感じる。千切りにして、生でサラダとしてもいけるし、火を入れて、ピュレにしてもおいしい。
 
 こっちでもあまり見かけない野菜なんで、はじめて見た時は匂いをかいだりしたけど、どんなものかわからず,試しに購入。そのときは、ブーダンブランとレンズマメのサラダの上にセロリの千切りとあえて食べてみた。そのときの記事では触れなかったけど、結構使える素材を見つけたと、ちょっと小躍りしました。
 
 もうこっちに来て4年半くらい。こっちのいろいろなことが当たり前になってきているけど、またこういうのを見つけたら記事にして行こうと思ってます。

 
 参考までに説明のサイトを。フランス語だけど。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Cerfeuil_tub%C3%A9reux




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