lundi 29 septembre 2008

ハードな仕事



 改めて、母親という仕事はハードな仕事だなぁと思い知らされる日々です。




 我が娘が生まれてから、今日までわずか2週間もたっていませんが、もうはるか昔のような気がします。一日があっという間に過ぎていきますが、やることがいっぱいでギュッとつまっていると言った感じです。




 せめて、家族がそばにいれば少しはCHUFに楽をさせてあげられるのになぁと。




 そうは言っても、ここはフランス。




 これからも、3人で頑張っていきたいと思います。




 今日は、色々疲れたのこの辺で。










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Chanson du Jour : Bed of Roses / Bon Jovi

dimanche 28 septembre 2008

膿を出すということは・・・


 ちょっと前に書きましたが、僕が働く店は、今あるガストロノミーと言う範疇のレストランから、もっと気軽に利用できるような店に変わっていくことが決定しました。

 そこで、ここで今までにたまった膿を一掃して、再スタートしようと言うことになりました。

 取り合えず、今いるシェフは来月いっぱいでいわゆるクビになります。

 理由は色々ありますが、パトロンのやりたいことと彼のやろうとすることが一致しないのが、一番の原因ですが、普通シェフが動けばチームも動きますが、今回はだれも付いていくことがないようです。もちろん僕も付いていく気は全くない。

 いろんな性格のシェフがいます。人を動かすのがうまい人とそうでない人。きちんと仕事で現わしてくれる人と口ばっかりの人、などなど。彼がどうであったかは書く必要がないでしょう。誰も付いていかないことがきちんと事実を物語っていますね。

 そして、10月いっぱいまではガストロノミーレストランとして、その後改装工事を経て、ブラッスリー・リュックスとして再スタートです。

 いずれにせよまだまだ不確定事項も多いので、やってみなければわからないことだらけですが、とりあえず今決まっているのここまでで。

 いやぁ、しかし、パトロンっちゅうのは怖いですな。いい時はちやほやしますが、必要無くなればバッサリと切るんですね。まぁ、我がパトロンは以前にも何人かのシェフをばっさりやっていますから、彼にとっては普通かもしれませんけど。

 いや~、コワイコワイ。







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Chanson du Jour : No Rain / Blind Melon

さみしいこと。

 今の同僚は、多くを語らずとも目を見て会話ができるような仲間。あくまでもできるようなと言っておきましょう。何せ話し好きのフランス人ですから。

 余計な事を言わなくて済む、キチンと意思の疎通ができるチームです。

 でも、近いうちに、店のコンセプトを変えるそうです。やはりブラッスリーにするそうです。

 このことが原因で辞めて行く人がいます。僕はとても仲が良いし、仕事もきっちりやる奴。

 いつも楽しく仕事ができたのは、いつもきちんとやっていたからだと思う。僕の信条として、

   楽しく仕事がしたければ、真剣にやらなければならない。

 と言うのがあります。熱いねぇ~と冷やかされるのであれば、熱くて何が悪いと言いたい。人の人生を斜めに見るくらいなら、自分の人生をまっすぐ見れるようでありたい。

 よくあることだけど、さみしいことはさみしい。

 残された日々を楽しく過ごしたいと思う、もちろん、きちんと仕事はしたうえで。

 またいつか、一緒に働きたいなぁと。

 真剣に働くことの素晴らしさを知っている奴と・・・・・・



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Chanson du Jour : Rattlesnake Shake / Motley Crue

vendredi 26 septembre 2008

ハッピー・バースデー、俺。


 今日がとりあえずの産休最終日です。

 こちらでの男性に対する産休の制度は、母子が病院を退院してから3日間が雇い主からの産休。そして、あと11日間の産休がありまして、これは社会保険から支給される産休であります。どちらも普通の休みは入れないでの日数ですから、11日間と言うことは、延べ2週間と一日と言うことになります。いいんじゃないですかね、産休。

 もちろん取るつもりでいますが、いつ取れるかは未定なのですが、CHUFとわが子のためにもはやいとこ取った方がいいですね。ちなみに生まれてから4カ月以内と決まっています。

 で、我が家ですが、何となくペースがつかめてきたというか、慣れてきたというか。相変わらずプティット・モンスターは好きな時に暴れだしますが、今のところ要求はそんなに複雑ではないので何とかなっております。

 ところで、タイトル通り、今日は私の誕生日でございます。35になりました。いろいろ思うところございますが、それはまた今度にいたしましょう。そんなことよりも、我が娘の誕生に浮足立っております。
 
 ちょっと前までは、誕生日に子供が生まれたら嬉しーなーとか思っておりましたが、今では早めに生まれていてくれてよかったなぁと。本来なら働く日が休みになりましたし、ちょっとは落ち着いてシャンパーニュも飲めますし。これは我が娘からのプレゼントと言う風に解釈しましょう。 Merci,Ma petitte Prisienne.

 と言うことで、シャンパーニュを飲んでいます。



 AOC CHAMPAGNE / Christophe LEFEVRE "CUVEE DE RESERVE"

 数年前から流行のレコルタン・マニピュランですね。色は薄いイエロー、香りはちょっと鼻がつまっていてわかりませんが、味わいは良いです。すっきりとしていて、レモンぴールが入ってるかのような感じです。ちょっとコクが足らないかな?でもいいでしょう、しっかりとシャンパーニュでございます。ビオロジックで作られたブドウで造っているシャンパーニュだそうです。ビオにはあまり興味がないので、どうでもいいでしょう。19.5€。話の種にお試しを。

 また明日から仕事です。きっちりスイッチを切り替えて、頑張りましょう・・・・・・と言いたいところですが、今店は問題山積みみたいで、ちょっとめんどくさいことになっています。きちんと事がきまったら書きたいと思います。

 それではみなさん、よい週末を。また明日。


 P.S. 我が娘と、ボルヴィック1.5ℓのボトルとの比較です。まだまだ小さい我が娘であります。


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Chanson du Jour : Don't know why / Norah Jones

jeudi 25 septembre 2008

晩酌しながら更新中(その三十一)~ちょっと一息~




 いやはや、我が家のプティットは大変でございます。

 おむつが汚れているので換えてあげ、しばらく授乳をしていると・・・

 ブリブリブリ~」と。

 おむつを新しくすると気持ちがいいんでしょうか?栓が緩むようです。

 しかも、しばらくするとおむつ交換の要求が・・・つまり泣き叫ぶわけですね。

 一日に何回も授乳するのですが、たまになかなか寝付かなく、一度ではなく小出しに用を足して泣き叫ぶ我が娘。今は、やっと寝付きまして、延べ3時間ほどCHUFと格闘しておりました。

 と言うことで、ほっと一息つきましょうということで、晩酌しながら更新です。早速行きましょう、いつ起きてくるかわかりませんから。それではコチラです。



 AOC MACON-IGE 2007 / CHATEAU DE LA BRUYERE

 マコンの赤でございます。実は昨日開けたんですが、まだ何となくアルコールが強く、デキャンタしてまで飲む元気がなかったので一日放置してみました。そして、今ですが、香りは強くありませんが、ピノのそれ。飲み口もまろやかで、するすると入ってきます。寝かす利点はどこにもなく、今飲んでおいしいワインですね。4.95€。お得ではないでしょうか。

 なかなかどうして、我が娘との生活のパターンが確立されませんが、頑張っていきたいと思います。そういえば、おむつ替えは結構スリルがあって楽しいことがわかりました。その辺もまた今度書きましょう。

 では、皆さん、僕は束の間のひと時を楽しみむことにします。ホント、いつまた「ふぎゃぁ~」って始まるかわかりませんからね。




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Chanson du Jour : Cryin / Aerosmith

野生の生活

 我が娘が我が家に来てから、まさに野生の生活。寝られる時に寝て、食べれる時に食べる。その合間には我が娘の御飯だとか、入浴だとか、機嫌取りとか・・・色々あっていつもの時間にいつものようにとはいかない毎日。

 我が娘はまさに本能で生きているので、その欲求に対して素直であるけど、僕たち大人はある程度社会のシステムに沿った時間で動いているのでなかなか我が子のようにはいかないのが問題です。

 それにこちらは日本のように24時間開いているコンビニとかがあるわけではないので、買物等は、それなりの時間に済ませたりしなければならない。

 みんなこんな大変なことをやっているんだなぁと、はじめてわかりました。もちろん自分もこう言う風にしてもらっていたのだなぁと。

 こりゃぁ、仕事が再開したら大変だろうなぁ・・・・・・でも、ちょっと楽しいのもホントだけど。






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Chanson du Jour : Wild side / Mötley Crue

mardi 23 septembre 2008

全部ブカブカ

 我が娘が生まれた時にも書きましたが、若干小さく生まれてきた我が娘。身長45センチ、体重2550(キロ(笑))グラムでした。単体の写真で見るとあまりわかりませんが、けっこう小さいです。まさに・・・

 せ・みにょ~んぬ!!(C'est mignone!!)

 であります。

 が、一つだけしょうがない事がありまして、用意した新生児用の下着やら服やらが全部ブカブカです。靴下もブカブカです。こちらではボネと言いますが、帽子もブカブカで、きちんと入るものは一つしかありません。

 ですので、成長具合とその時の季節に合わせて用意していたいくつかの服たちは、もしかしたら日の目を見ない羽目になるかもしれません。

 我が娘よ、一杯食べて、一杯寝て、早く大きくなっておくれ!!

 そうしないと、あれも、これも・・・・・・着ないともったいないからね。

 でも、一番大事なのは元気で健康であることだよ。






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Chanson du Jour : Pretty Woman / Roy Orbison

産休です


 本日22日の午後に母子ともに経過良好ということで退院いたしました。

 我が娘は、少しづつ体重が増えてきているようです。今は大体3時間起き位に無理やり起こし、おむつを替えることで目を覚ましてやり、授乳しています。なんだか動物に無理やり餌を与えているような感じもしますが、早く大きくな~れと言うことです。

 CHUFの方は、慣れない病院生活と娘への対応でかなりお疲れ気味。しばらくはゆっくりさせてあげたいですな。

 ちなみに僕は今週の金曜日いっぱいまで産休です。

 フランスは出生率が伸びているんですが、その背景には行政のしっかりとしたサポートあってのことであります。日本でも育児休暇がありますが、きちんと機能しているのでしょうか?

 今こうして自分に起きていることを感じたままに言えば、出産後の女性はあまり動くべきではないと。かなりの体力を使ったでしょうし、その後の不慣れな育児もかなりきついでしょうから。入院中、僕は夜は帰宅していたんですが、わけも分からずわめく我が子を前にトホホな感じであったようです。

 今は、ゆっくりと体を休めて、回復に努める時ですよ。できることだけやればいいと。やらなければならないことがそれなりにあるんだから。後からでいいことは後に回しちゃおうということです。

 僕としては初めて過ごす我が娘との夜です。これからどんなことが待っているのか?楽しみ半分、恐怖も半分と言ったところですな。

 ところで、仕事の方ですが、近日中にお知らせすることがあると思います。産休中はなるべく仕事のことは無しにして、娘との時間を満喫しようと思います。







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Chanson du Jour : Every Rose Has it's Thorn / POISON


lundi 22 septembre 2008

更新するのを忘れそうになりました


 フランス式の計算方法では、我が娘の出産日は10月6日でした。日本式だと一週間くらい早まるらしいですが、もうちょっと日にちあるだろうと思っていたんですが、さすが我が娘。

 せっかちです。

 僕たちは、まだいろいろ準備が終わっていませんでした。いざ病院に行く時に持って行くものやらなにやら、全く準備していませんでした。

 そしてもちろん、CHUFと我が子が帰ってくるための準備も整っておりません。

 今それをやっています。しかも今日の夜は仕事だったので、その後に。うっかり更新し忘れるところでした。

 欲張りであることは時としていいことであり、時として、厄介なことであります。

 よりよく我が娘を迎えたいと思うあまり、入れ込みすぎないようにしないといけないなぁと。

 全てを完璧にすることができればそれは良いけれど、我が娘は何も要求してきません。わが子が泣かないように何かをするのではなく、泣いたら何かを察してやることが求められているわけですから。

 以前、弟の赤ちゃんが泣いてる時に、全くどうして何をすればよいのか分からなかった。泣いてる理由が伝わってこないというか。

 でも、今は我が娘の主張が少しづつですが、理解できるようになりました。

 初期のころの赤ん坊の要求はシンプルです。

 それを理解できる喜びをかみしめています。

 自分が自分の為以外に頑張る大きな理由を持てた驚きを、忘れないようにしたいと思います。

 ちなみに今日は、病院に泊まる最後の夜。CHUFが写真を撮れるようにデジカメを置いてきたので、今日の我が子の写真はなしとします・・・・・・


 でも昨日のを載せておきますよ。






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Chanson du Jour : La Vie En Rose / Edith Piaf

dimanche 21 septembre 2008

心地よい疲労感

 心地良い疲労感を今感じています。





 睡眠時間がきちんととれないし、洗濯や洗いものやかたずけなどやら、なくてはいけないことがいっぱいありますが、その理由が明確なので苦にはならない。





 自分に子供ができること。







 いろいろ想像していたけど、そのどれもあまり意味が無く、今言えるのは、目の前で起こっていることと、それに対してやるべきことをやることのみ。





 そしてその見返りは、我が娘の安らかな寝顔。





 今のところ、これ以上に何を望むもべきものがあるのか?と思います。





 そして、そのためにも・・・





 しっかりとやっていきたいと思います。










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Chanson du Jour : Rio Do Brasil / DALIDA

samedi 20 septembre 2008

晩酌しながら更新中(その参拾)



 昨日の記事で書いたとおり、我が娘が生まれました。生まれたとたんにパリジェンヌです。

 僕たちにとっては初めてのことだったので、よくわかりませんが、俗に言う安産だったと思います。

 CHUFがいきみ始めてから本当にすぐ出てきましたし。ちなみにこちらのほとんどの女性が選択する無痛分娩での出産です。

 無痛分娩と言っても、初期の陣痛の痛みはありますから全く痛くないという訳でもありませんが、CHUF曰く、「麻酔無しで産むのは考えられない」とのこと。実際、子宮口が開くまでの間、本来なら激しい陣痛があるのでしょうが、わが妻はうたた寝をしていました。

 実際に赤ちゃんが出てくるときも、ドクターと普通の会話をしながらの出産。

 何とも優雅な無痛分娩。

 ちなみに僕は出産に立ち会いましたが、もっと修羅場を想像していたので、なんだか肩すかしをくらいました。でもやはり我が娘が出て来た時には発する言葉がありませんでした。と同時に、どうすればいいのか分からず涙を流す暇もなかったという感じです。フランス語がまだはっきりと理解できないCHUFの為にわからない言葉を訳したり、僕自身もきちんと言葉を聞き取ろうとしていたせいもあるかもしれません。

 でも、ちゃんと無事に生まれてきました。小さいけど、頑張っています。

 今朝から母乳による授乳を始めて、一生懸命おっぱいを吸っている我が子はなんともかわいいことか?昨日のChanson du Jourはこの日の為にとって置いたものでした。

 と言うことで、めでたいですね。

 めでたいと言えば・・・・・・・

 シャンパーニュでございます。コチラです。


 AOC CHAMPAGNE / ROGER BARNIER "BRUT ROSE"

 めでたい時にはシャンパーニュ。しかも我が子は女の子ですからロゼを選択。19€と安めの価格ですが、なかなかどうして。祝いの酒は、いつもおいしいですな。

 ちなみに、これでバレましたが、今まで載せていたワインは僕一人で飲んでいました。CHUFは妊娠中は飲めませんでしたからね。

 店側の粋な計らいで、今日の午前中と、明日一日が休みになっております。ゆっくり休みたいと言うところですが、いろいろやることがあるのでそうもいかないですな。

 取り合えず、今夜は早めに切り上げようとしましょう。

 最後に、今日の我が子の写真を。それではまた明日。


 Ciao!!



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Chanson du Jour : Je Vais a RIO / Claude Francois



jeudi 18 septembre 2008

Ma petitte Parisienne!!!

 CHUFの意向で今までいっさい当ブログでは触れてきませんでしたが・・・

 本日(もちろんフランス時間ですよ)、2008年9月18日(木曜日)、午前11時ちょうどに我が娘が誕生しました。

 体重2550グラム、身長45センチメートルとやや小さめに生まれましたが、母子ともに健康です。名前はここでは伏せておきます。

 いろいろ書きたいことがあるんですが、いろいろやらなければならないことがあるのも事実でして、取り急ぎ、報告までを。

 これから少しづつ報告していこうかと。

 なにはなくとも、初の出産を海外で迎えたことや言葉の壁をものともせず、妊娠期間中もほとんど一日中家にいない様な僕の仕事を支えてくれたCHUFに感謝します。

 まだまだあわただしく、実感をつかむとこことが難しいいんですが・・・

 ようこそ、我が娘よ。

 そしてこれからは、一人増えて3人なんだね。




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Chanson du jour : Isn't She Lovely / Stevie Wonder



寒いんだよね

 最近のパリは寒い。気温的にはそんなに低くないみたいだけど、寒い。


 特に今日なんて風がちょっと強くて体感温度的には18度は感じない。


 ほんのちょっと前まではテラスで気持ちよくアペロできたことを思うと何という気候の変化だろうかと思うほど。


 しかも、この位の季節になってくると、中央暖房が効き始めるのが待ち遠しくなる。部屋の中も結構ひんやり。今はTシャツにトレーナー二枚も着てやっといい感じ。風邪でもひいたのかと言う感じ。


 夕食は昼過ぎに食べすぎたのと、寒いので、あったかいスープを。




 体があったまり、何とも幸せな気分。スープはカボチャのスープ。と言っても、こちらのカボチャは日本のそれとは全く違うもの。水っぽくて、ホクホク感は無し。同じファミリーに属すると思うけど、全く違う野菜として扱う必要がありますな。


 寒くなってきたらスープは良いですよ。これからいろいろ作っていきたいと思います。作り置きしておけるし、そんなに面倒でもないですからね。


 なんだか最近休みの日に料理をする気がしません。いろいろやること、考えることがあり、めんどくさくなっている模様。今日のスープも途中まではCHUFが、最後の仕上げだけ僕がやりました。


 明日は何を作ろう・・・・・・・・






 じゃなくて、作ってもらおうかなぁ?なんてね。





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Chanson du Jour : Only Love Can Break Your Heart / Neil Young


mercredi 17 septembre 2008

アプランティ君のその後

 ハイ、今週も終わりました。が、ただいま禁酒中ですので晩酌は無しで更新を。

 今週は、何気に忙しく、今夜も50人弱の入り。忙しいのは良いことですな。

 そういえば、先週は学校の為いなかったアプランティ君が月曜からまた来ています。最初の一週間は色々ありましたが、昨日と今日の二日間を見た限りでは、ちょっと様子が変わってきた感じ。ちょっとやる気を出し始めてきました。

 だいたいのアプランティの子たちはぶかぶかのコックコートやズボンでやってきます。ちょうど良いのを買ってしまうとすぐに大きくなって着れなくなってしまうからでしょう。で、我が店の子もそうなんだけど、ズボンが大きくてずれ落ちてこしばきの状態になり、パンツを見せながら仕事をしていたので、今度来る時までにベルトを買ってくるように言いました。

 そして、昨日の朝一番に嬉しそうにベルトを買ってきたことを報告してきました。「ちゃんと忘れずに買ってきたよ」と。ところが・・・

 


ベルトの幅が広すぎて、ズボンのループに入らないんです。

 なんて間抜けなのか?本人も店に来て初めて試したようで、困った様子。僕はとりあえずズボンの上からベルトをするように言ってやり過ごしました。

 何ともフランス人ぽい感じです。

 それでも、一週間前とは様子が変わって、気持ちが切り替わったというか、ちょっと大げさにいえば覚悟ができてきたというか、色々率先してやるようになったのでこのままやりきってくれると良いなと。

 と言うことで、今日はこれまで。

 また、明日、いつもの場所でお会いしましょう。

 ごきげんよう。



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Chanson du Jour : Life Goes On / Poison

lundi 15 septembre 2008

膿を出す

 こんばんわ。

 昨日はもう一人のスゴンとパトロンと僕とで話し合いがあり、パトロンがこれからどうしたいのか?僕たちはどうしたいのかを包み隠さず話し合った。

 僕たちが何を考え、思おうと基本的には彼のお店だし、彼がしたいようにするのがすじでしょう。それに対して僕たちが受け入れるかどうかと言うだけの問題で。考えが合わなければ辞めればいいし、残りたければ残ればいい。

 とまぁ基本的にはこんな感じなことをいっていたんだけど、その前に今あるお店の状態を変えたいと。

 そのためには何が必要かを話し合っていました。そして、やはり経営者は怖いと思いました。

 これからどういう風になるかはわかりませんが、今までたまりにたまった膿を出し切っていくという感じです。

 いやはやしかし、パトロンは怖いです。彼には自分のやりたいことがはっきりとわかっていて、あとはそれを実行に移すだけだそうです。

 いやぁ~、コワイコワイ。



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Chanson du Jour : Highway to hell / AC/DC

更新しません

 と言うことを更新。

 今日は店の方で色々とあり、あまり頭の中もクリアーではないので、更新しないということを更新します。

 いつも見に来ていただいてる方々、すみません。

 明日はちゃんと更新いたします。




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Chanson du Jour : Sweet About Me / Gabriella Cilmi

dimanche 14 septembre 2008

シンプルに・・・

 今日は一日を通して忙しかった。仕込みの時間も営業中も。

 普段朝は魚をさばいているんだけど、カルトを新しくしてから肉料理を3品に増やしたので、それに加えて肉の下処理までしなくてはならない。忙しいのは好きなのでいいんですが、人が少なくなって仕事が増えたので、なんだかなぁという感じ。まぁ、肉を使って仕事ができる喜びもあるんですけど・・・

 と言うことで、昨日の続き。

 シンプルに料理することは、簡単に料理をすることと同義語ではないと思っています。

 まずは食材ありきだと僕は思っています。そしてその食材に対する理解と自分なりのアプローチを持って的確に料理すること。的確にと書くとあいまいかもしれないけど、切り出し方や火の入れ方、元を辿ればその保存方法までが料理という言葉の中に入っていると思っています。

 どんなに複雑な料理も、例えば、料理所に何ページにもわたって書かれるような料理も、一つ一つの作業は単純な作業です。そして、単純な作業の集合体としての複雑な料理と呼ばれるものがあると、僕は認識しています。そういう目で料理を見ています。

 僕もまだ道半ばです。すべての仕事がはっきりとクリアーに見えているわけではありません。でもそうありたいと思って、いつも自分がしていること、他人がしていることを観察しています。

 僕が思うシンプルに料理するということは、一つ一つの作業を的確に処理していくこと。鍋やフライパンの中にただやみくもに食材を入れて火にかけるだけではそれっぽいものはできてもおいしくはなりません。

 一つ一つの作業は食材を美味しくするためのものであり、それがしっかりと出来たとき、必ず美味しいものができるのだと信じて、そして、その力がついたとき、より良い食材を求める自分がいるのです。

 シンプルなことは簡単なこととはわけが違う。

 簡単にやるから値段を下げる、値段を下げるから食材の質を落とす。このわけのわからない2段論法をシンプルと呼ぶのならば、お客に対しての誠意がないし、料理人の誇りをバカにしていると思いました。

 取り合えづ、大幅に食材の質を下げることは回避できました。当初は、業者をすべて変えるようなことも話し合っていましたから。

 でもこうした話し合いは、今まで全くなかったこと。この機会にパトロンが何を考え店をやっているのか、本音と建前みたいのがはっきりとわかったような気がします。

 彼は、彼の店で働く人の「働く喜び」を考えた事がないんだろうなと思いました。

 明日は気が向いたらその辺を。ではまた明日。




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Chanson du Jour : Fire and Water / Free

samedi 13 septembre 2008

さて、何から始めよう

 ちょっと前から書いていますが、我が店はパトロンが言い出した一言でちょっと大変なことになりそうでしたというか、なっていますと言うか。

 「ガストロを辞めてブラッスリーにしたい」

 よくわからない人には何のことやらと思いますが、フランスのレストラン業界では色々業態がありまして、僕が働く店はガストロノミーという範疇に入る店であります。訳してガストロと言っております。いわゆるガストロと言われるレストランは、イコール星付きではありませんが、それなりの食材を使い、客単価も高く、ゆっくりと食事を楽しむようなレストランです。ブラッスリーとは一日にこなすお客の数が300人とか400人とか言う単位のレストランです。それなりの料理が次々と出てきて、ゆっくりと食事をするようなところではありません。客単価が低いため、それなりの数をこなさなければならないのです。

 今年に入ってから、これまでのようにお客が来なくなりました。高くなりすぎたユーロや、原油価格の高騰なども原因でしょうが、かなりお客の数が減ったのです。僕が思うに、他に原因があると思いますが、今は触れません。

 ガストロと呼ばれるレストランは、以前にも書きましたが高価です。そこで、パトロンは価格を下げてお客を増やそうと思ったのでしょう。理論的には正しいかもしれません。でも、そのためには、本当にブラッスリーをやりたいのであればキチンとそういう店に改装しなければなりません。そして、きちんと店のコンセプトが変わったことを示さなければならないでしょう。

 こんな状況の中でも、事前に予約を入れて来店してくれるお客さまたちがいます。我が店はミシュランをはじめ、かなりの数のガイドにお魚がスペシャリテのレストランとして載っています。その人たちがそのつもりで来店して、ブラッスリーに変わっていたらどう思うのか?誕生日など、何かの記念日の為に来店する方も少なくはありません。そういうことにもきちんと対処していかなければならないはずです。予約を受けたからそれでオッケーなわけではないはずです。

 そして、値段を下げるためには、原価も落とさなければなりません。原価を落とすということは、イコール食材の質を落とすことであります。働く喜びをそがれることになります。

 僕たちはパトロンと話し合いを持ちました。結果から先に書くと、ブラッスリーにはしませんが、今までよりはシンプルにやろうと言うことになり、あまり高い食材、特に珍しい野菜などの使用を避けて原価を落とすことに落ち着きました。

 それまで、お客が来ていた時にはやらなかったことを突然始めたわけです。業者の見直しとか、きちんと原価を出すとか、棚卸をしっかりやるとか。

 それでもかなり厳しいのは現実としてあるようで、8月いっぱいをもって、サービスの人間の3人が解雇、8月の初めに退職した料理人の補充はしないことになりました。今は最少の人数で回しています。

 その厳しい中で、いっぺんにカルトも変えました。パトロンのいうシンプルな料理に。

 おそらく、パトロンはシンプルな料理というものが簡単な料理と言うことだと思っているようです。

 でも僕達にはそうではない。少なくとも、僕には。

 明日はその辺を書きたいと思います。気が向かなければほかのことを書くかもしれませんが、一応そのつもりで。

 では、また明日。





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Chanson du Jour : Can't Go Back / Primal Scream

jeudi 11 septembre 2008

Couscous~クスクス~

 本日の夕食は、クスクス。


 フランス人の好きな料理の一つであります。まかないでもよく出てきます。何度か、それっぽいレストランで食べた事がありますが、なんだかイマイチでしたし、まかないで出てくるアプランティが作る物なんか言わずもがな。

 我が家では時々作っていますが、掲載は今日が初めてではないかと。鶏もも肉のクスクス。


 アリッサと一緒にいただきました。アリッサとは唐辛子のペーストのことで、これを煮汁に溶かしてスムールと一緒に食べるんですが、これがあるのとないのとでは違うものになってしまうと思っております。ワサビのきかない寿司のようなものと言えるでしょうか?
 
 見た目、なんだかカレーっぽい感じがしますが、全く違うもの。試してことのない方はお試しを。今では日本にもちゃんとしたクスクスが食べることができるレストランもあるでしょう。

 僕が好きなのは、子羊で作るクスクス。写真は載せませんでしたが、ちょっと前にも食べました。次は子羊で作りましょう。

 今日は日中気温が上がりまして、28度まで。それでもやはり夏の日差しのそれではないのですな。こう言う日があるればあるほど、夏の終わりを感じます。

 明日から仕事です。色々あるので、これから少しづつ書いてみたいと思います。

 それではまた明日、ごきげんよう。



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ラマダン

 今日はなんだか気持のいい日でありました。ちょっと気温が上がりましたが、空気はもう秋そのもの。すがすがしい一日でありました。ちょっと買い物をしただけで、他に特に何もしませんでした。

 そういえば、ラマダンと言う言葉を知っているでしょうか?イスラム教の断食のことでありますが、こちらパリにはかなりのアフリカ人の方たちがいまして、我が店でも5,6人ののアフリカ人従業員が働いています。そして今まさにラマダンの真っ最中であるわけです。

 僕が以前に勝手に持っていたイメージでは、ラマダンの間は絶対に食べてはいけなくて、水を飲むことのみ許可されているというかなり過酷なものでした。そりゃー、かなり修行にもなるわいと、思っておりました。

 それが、実際は日没の時間によってその日その日で違うんですが、夜9時くらいから朝の5時半頃までは食事を取っても良いということ。それも、好きなだけ。

 これを知った時はなんだかがっくりと来てしまいました。なんだその中途半端な修行は?と。確かに食事の制限をされるのはつらいけど、かなり興味半減。もっとも、ラマダンのちゃんとした宗教的な意味を全く知らないので、何とも言えませんが・・・

 と言うことで、最近、9時ごろになると洗い場担当のデンバがどっかに行ってしまいます。食事の為にちょっと休憩をとるからなんですが、一番忙しい時にそれをやられるので洗い場は洗いものがたまってしまいちょっと厄介なことになるんです。

 こちらフランスでは、料理人は料理だけをすればよいことになっています。洗いものは基本的に洗い場の人間がやってくれます。掃除は僕たちの仕事ですが、鍋やお皿などはすべて彼にお任せって感じなのです。この辺はかなり日本と違いますね。日本でも大きなレストランでは洗い場担当がいるのでしょうが、基本的に自分で使って自分で洗うところが多いのでは?かなり助かるシステムですね、これは。

 今日は禁酒第一日目。休みの日にお酒を飲まないのはなんだか手持ちぶたさではありますが、特にアル中でもないので、飲まなかったと言っても特にダメージはございません。

 昼食はつるっとざるそばを、夕食はまたまたつるっと、あんかけパスタを。パスタは重曹入りのお湯でゆでまして、中華麺っぽくして食べました。あんまりワインを欲しないような食事を心がけてみました。



 それでは今日はこの辺で。

 皆さんも健康的な一日を。また明日。



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Chanson du Jour : Plus rien sans toi / Kenza Farah feat. T-North

mercredi 10 septembre 2008

晩酌しながら更新中(その二十九)~100回目!!~


 はぁっい!今週も終わりました。

 恒例の晩酌しながらの更新です。はぁっい!

 いま、我が店はごたごたしていまして、色々あるんですが落ち着いたらここに書いてみようと思います。

 人生にはいろいろな場面でターニングポイントみたいなものがありますが、今がその一つかと。どう転ぶかはわかりませんが、僕は自分にできることをしっかりやろうと思います。

 さて、今回の紹介でブログにワインを紹介したのが100回目となります。二回載せたワインや、一回で2本紹介している時があるので、正確な本数はわかりませんが取り合えず100回目と言うことです。

 それでもって、記念すべき100回目は、コチラ。


 AOC CHOREY-LES-BEAUNE 2005 / Domaine Joseph Drouhin

 僕の好きなつくり手の登場です。ここはいつも素晴らしい。安定していて、下のクラスのワインでもしっかりとそれなりの喜びをきちんと与えてくれます。きれいに澄んだルビー色、まだまだアルコールが支配的なもののちょっと火を入れてつぶしたイチゴのような香りがします。そしてなめらかなテクスチャーと軽いんだけどしっかりとある旨味。おいしいワインは人を饒舌にさせますな。15.5€。幸せの対価としては安いのではないでしょうか。見つけたらすぐ買って下さい。お勧め以外の何物でもありません。

 という訳で、100回目はちょっとだけいつもとは違うものを選んでみました。ここの作り手にはもっといろいろ有名な畑のものありますが、それはそれなりの値段がしますからね。晩酌にはこれくらいで、十分贅沢です。

 で、この100回を最後にしばらく禁酒致します。理由は、今は書けませんが、そのうち公表したいと思います。おそらく2~3週間程度になると思いますが、その間はゼロ・アルコールでいきます。

 それではみなさん、日本時間的には朝からワインですが、今日もお仕事がんばってください。僕はとりあえずの最後のワインを噛み締めて味わいたいと思います。

 また明日、Ciao!!



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Chanson du Jour : Le Vin / Georges Brassens

mardi 9 septembre 2008

4人だけ

 今日も、厨房は4人だけ。昨日より忙しかった。

 いっぱい言いたいことはあるけど、今は黙っておきましょう。

 今日は、久しぶりに更新したくない日。でもなにか書かないと、心配する人がいるので、とりあえず更新します。

 と言うことで、今日はここまで。




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Chanson du Jour : Get the funk out / Extreme

lundi 8 septembre 2008

忙しい訳

 今日も昨日に続いて、忙しい日でした。

 昼は普通でしたが、夜は60人弱のお客が来店。しかも、今一人バカンスでいないため、パティシエを入れて厨房はたったの4人。

 かなりオーバーヒートな感じの今夜のサービスでした。と言うことで、帰宅が遅くなりました。よっぽどのことがないと日をまたぐことがないんですが、今夜は0時を過ぎての帰宅。なんだかすがすがしい疲れもありますが、久しぶりにきつかったなぁと。サービスの最中はそんなこと考えもしませんが、終わってみるとぐったりしてしまいました。

 それでも、忙しいということは良いことなのですが、これには理由があって、今パリの近くで、サロン・デ・モードと言うのがやってまいして、それで人出が増えたからという情報が入ってきました。

 もし本当ならば、その期間が終わればこのちょっとした賑わいもまた元に戻るのだそうです。しかも今日までだったとか、ないとか。

 どうなるんでしょうか?わかりません。

 パトロンはちょっと機嫌が良かったですが、つかの間の出来事で終わらないように祈るのみですな。



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Chanson du Jour : Labour of Love / Frente!

dimanche 7 septembre 2008

アプランティ君のその後

 今日は昨日の記事の最後にも書いたとおり、忙しい一日でありました。昼と夜を合わせて90人くらい。いつもこれくらいだと、パトロンがわけのわからないことを言い出さなくて済むので、いいんですよね。どうなることやら・・・

 話は変わって、新人君の話。

 今週の火曜日の朝は早々に足をくじいて帰ってしまったくせに、その日の夜はフッツーに働いていたアプランティ君ですが、僕が休みの時にまたまたやらかしたようなので、ご報告を。

 僕らの店は、日本で言う一階にある厨房はサービスの為の厨房で、地下にもそれなりの厨房施設があり、野菜やお魚などの大きな貯蔵庫があるのもここ地下一階です。

 毎朝、何かしらの食材が配達されてきますが、それらはいったん地下の貯蔵庫にしまって、必要に応じて一階の厨房に運んでいます。運ぶのは基本的に手で持って、階段で下ります。これが結構しんどいんですよね。野菜やお魚、そのほか乾物なんかも量がありますから結構重い。

 木曜日の朝に、その作業をアプランティ君にやらせたところ、何度か地下と一階を往復したら何と呼吸困難に陥ってしまい、救急車を呼ぶ羽目になったそうです。

 彼は15歳の育ち盛りの少年ですが、どんだけ運動不足ですか?と言いたいです。見るからにそういう体系なんですが・・・

 この仕事、基本的な体力がないと結構つらい。特に最初の何年かは片づけやら何やら肉体労働系の仕事がたくさんありますから。

 その後、シェフが彼の母親と話して、うちの店で預かるのを断ったいうことです。

 ところが、その後アプランティ君から電話があり、もう少し頑張りたいとのこと。

 と言うことで、もう少し様子を見ることになりましたが、どうなることか?今の段階で彼の将来的なことは全くわかりませんが、僕らに見えるのは今の彼がどうであるのかしか見えません。

 彼にそんな話をしてみましたが、そこはまだまだ子供。

 「うん、頑張るよ」と屈託のない笑顔で返事が返ってきました。

 本当に頑張ってもらえると良いんですが・・・




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Chanson du Jour : High / James Blunt

samedi 6 septembre 2008

悪魔のささやき


 たまに書いていますが、今年にはいってから暇な日が多くなっています。前年がかなり良かった、つまり売り上げが良かったということですが、のでそれと比べるとかなりの低空飛行っぷりっであります。


 そういう時、経営者であるパトロンはいろいろ考えるでしょう。今までのこと、今のこと、これからのことを。


 詳しいことはわかりませんが、毎日毎日出ていくお金と入ってくるお金のこと、つまり資金繰りのことを考えると、どんな精神状態なのでしょうか?そういう立場になったことがないのでわかりませんが、お腹の奥底がギュ~となるような感じでしょうか?


 そんなとき、悪魔のささやきが聞こえるのでしょう。冷静な判断ができなくなって、突拍子もないことを言い始めたり。


 なんだか最近そういう感じであります。


 近いうちに、ちょっとしたニュースをお届けすることになるかもしれません。良いニュースか、悪いニュースかは、その時に。


 できれば、今まで通りの毎日でありたいものですが・・・




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jeudi 4 septembre 2008

ラタトゥイユ




 こっちに来た当初、日本で作るよりも断然安く作れるので良く作っていたのが、ラタトゥイユ。こちらでは当たり前のように出来合いのものが売っていたり、缶詰や瓶詰になったなものもありますし。

 当時は大量に仕込んでおいて、オムレツの中に入れたり、そのままパンと食べたり、肉や魚の付け合わせにしたり。けっこう便利でしたが、人間同じものばかりを食べていると必ず飽きが来ます。

 と言うことで、しばらく作っていなかったんですが、今日なんとなしに作ってみようと思い立ち、作ってみました。

 それが今日の夕食。


 エピスをまぶしたマグロのミ・キュイ、ラタトゥイユ添え。何ともシンプルで、ヘルスィー。野菜の力を感じることのできる料理ですね。CHUF曰く、ズッキーニが一番おいしく食べることのできる料理じゃない?とのこと。そう言われるとそうかもしれませんね。今、ぱっと思いつきません。

 ズッキーニはこちらではクールジェットと呼びます。なんだかちょっと違う野菜のような響きになりますが、瓜系の野菜でクールジュと言うものがありますから、ちゃんと調べれば何か知ら答えが出てくるでしょう。フランス語で語尾を「ット」と言う発音で終わらせると、元の物の状態の小さいサイズのものを表すことがよくあります。

 例えば、小さいタルトのことをタルトレット、小さいソールのことをソレット、肉の部位の名称でコートと言う部分がありますが、小さい動物の場合はコートレット、フランス語でトラックのことをカミオンと言いますが、小さいものはカミオネット、などなど全てのものに当てはまるわけではないですが、そういう傾向があります。おそらく、クールジェットも、クールジュの仲間の中の小さなものと言う意味ではないでしょうか?あくまでも推測ですが。

 ちょっと話がずれましたね。一緒に飲んだワインはコチラ。


 AOC MENETOU-SALON 2007 / Domaine de Chatenay

 ロワールのワインですが、セパージュはピノです。ですが、やはりロワールのワイン特有の青臭い香りがあります。同じ品種でもところ変われば味も香りも変わるということです。まだまだ若いので、今飲むべきではありませんでした。ちょっと、落ち着きがないという感じです。でもしょうがない、開けてしまいましたから。デキャンタしたいんですが、空き瓶がないのでできませんし。僕は特にデキャンタ用のカラフは持っていません。そんなにデキャンタしませんし、洗浄も面倒と言うか、中まできっちり洗うことができなくて何となく嫌なので使わないので持っていません。空き瓶をさっと熱湯で洗って使うくらいです。

 このあまり有名でないアペラションのワインですが、なぜだか総じてお値段はちょっと高めです。これは11.4€。この値段でもっと美味しいブルゴーニュが存在しますね。あまりお勧めしません。話のネタにと言う感じでしょうか?

 なんだか今回の休みはあっという間に終わってしまった感じがあります。先週が緒ちょっとハードだったので、疲れていたのかもしれません。

 また明日から仕事です。皆さんは週末ですね。

 良い週末を、そしてまた明日。ごきげんよう。




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さむいっ!


 今日は、朝から小雨がぱらつくさえない一日の始まり。しかも寒い。まだ九月も初めなのに。ちょっと日が差してもあの夏のそれには程遠い感じ。角度が違うんですな、日差しの。


 こう言う日は、なんだか外出する気にもならないし、あまりいろいろやる気が起きませんな。休みは休んだ方がいと言うことでしょう。先週は友達が来ていたことと、ブログには書きませんでしたが、月曜の夜は同僚と飲みにも行っているので、かなり飲みすぎの一週間でしたから。


 午後にちょこっとお役所に用事があったので出かけて、あとは家でダラダラと。


 昼食にカレーをたらふく食べてしまい、なかなかお腹が空かない中、夕食は何もする気が起きず、テキトーなパスタを。美味しくできましたが、所要時間10分弱。インスタント食品はあまり食べませんが、今日みたいな速攻料理を作る時はよくあります。今日は、ジャガイモとハムのクリームパスタ。写真写りが悪かったので(ちょっとやばかった・・・)写真は載せませんが、以前に載せたハムパスタのようなものです。ちなみにクリームソースは卵でとろみを出す技を使っての10分弱。CHUFはそのスピードにびっくり、その美味しさにもびっくりと言うところでした。


 もちろん一緒にワインも。


 AOC COTES DE PROVENCE 2007 / CHATEAU CAVALIER


 昨日に続きロゼです。と言うか、ここしばらくほとんどがロゼではないかと。


 こちらでは、夏はロゼです。が、夏は終わってしまいました。まだ名残惜しい夏の残り香とともに、ロゼでございます。この季節でなければほぼ飲むことはないんですが、今年はかなりのスパークを飲んだので、登場が少なくなってしまいました。来年はロゼ特集ですかね。日本ではなかなか飲む機会と言うか、選択肢も少ないでしょうし。こちら、ちょっとアルコールがの勢いが強いですが、冷やしておいしいロゼ。8.5€。お試しを。


 天気予報では、これからの一週間はほとんど今日みたいな天気らしい。働く日に、涼しいのは良いけれど、せめて休みの時ぐらいは・・・・・・


 雨男のささやかなお願いです。





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