lundi 26 octobre 2009

いろいろあって・・・




 更新していませんでした。

 なんか最近こういう下りの始まり方が多いですね。

 イヤなうわさを耳にして、でもだれも責めることのできない状況で。あまりいい気分で過ごすことができなかったので更新できなかったという感じです。今日も更新しないつもりでした。

 レストラン業界を取り巻く様々なことに対して基本的にはビジネスだと思っています。

 僕個人の料理観、やりたいこと、目標なども大事ですが、一番大事なことは店に来てくれるお客がいかに満足するかでしょう。

 そのためにも何時でもきちんと働ける状態でいたいと思っています。が・・・

 先週の月曜日の夜でした。

 ちょっと前になりますが、CHUFのお父さんがこちらに来ている時に自宅で食事をしました。前回の記事で書いたセップ尽くしです。その夜、明け方前に変な腹痛で目を覚ましました。あまり経験のない痛みで、吐き気がするわけでもなくお腹を下すわけでもなく。その時はそれで忘れていました。

 そして月曜日。その夜はセップのリゾットを作って食べたわけです。まだまだいっぱいあまっていましたからね。



 ところがね・・・

 量が食べることができなかったんです。今考えると、美味しいとかまずいとかいう前に体が受け付けなかったんでしょう。体内に入れたくなかったのだと思います、セップを。

 その夜は得体のしれない腹痛と、息苦しさで寝ることができませんでした。そしておそらく毒を盛られるとはこういうことなのかという感じがしました。2日ほど仕事を休まざるをえませんでした。ずっと横になっていなければいけないほどでした。

 一年の内のわずかな時期しか扱えない食材であるセップ。今年ももう終わりです。そのおいしさと、そして何よりもそれに触れることのできる料理人としての喜び。そこから味わうことを除かなければならないのか?来年に期待しましょう。セップ・アレルギーでないことを。

 ということで週のはじめは体調不良でした。そして・・・

 先週の終わりごろに前の店の同僚から聞いたのですが、相棒はパトロンから見限られたようで。いくら健康上の問題とはいえ、責任者たるべきものが働けない状況というのはいかんでしょう。もう2カ月ほど仕事を休んでいるようで。そして、いつでも誰かが足元をすくおうともくろんでいる業界でもあります。

 僕にとっては嫌な出来事です。そして、僕が辞めるときに彼を助けるように以前からの同僚言ったのだけれど・・・

 誰かの幸せの裏では誰かの不幸せがあり、誰かの満足の裏では誰かの嫉妬ややっかみがあるでしょう。

 僕が前の店を辞めた理由の一番はその辺の部分です。

 僕が得た素敵な人のつながりを素敵なままに、大事にしておきたかったのです。

 どんな業界でもスクラップ&ビルドのスパンがどんどん短くなっていますが、人と人の関係はそうであってほしくないと思うのです。

 誰かを陥れることで自分の目標に近づいたならば、絶対条件として以前よりも優れていることを示す必要があるでしょう。それは僕の相棒にも言いましたし、そしてこれから責任者になる以前の同僚にも言いました。

 それができなかったら、見限られるわけです。

 こんな話を耳にしてから、あまりいい気分ではないのです。

 タラレバ話は意味がないですが、辞めなければ違っていたかもしれないなぁと。

 僕らの業界もビジネスです。情熱とモチベーションと健康がなければ去らなければいけないのですね。

 何だかまとまらないのでこの辺で。

 オヤスミナサイ。



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2 commentaires:

koinusyokudo a dit…

初めまして。シンガポールで料理の仕事をしていました。ちょうど前職を離れたときにこのブログにであって以来ずっと拝見しています。
ジャンルこそ違え、当時は少数ながらもコントロールする立場でしたので、それはそれは色々ありました。もちろん喜びもありましたが。まず人ありきと理解しながらも、それが一番思うままにいかないものだとしった6年間でした。
このポスト、本当にお気持ち理解できます。

pinot1973 a dit…

 はじめまして。

 しばらくブログを放置していたので、コメントが遅れとすみません。

 また何かありましたら、よろしくお願いします。

 ホントに最近は何事もまず、人だなあと思います。