こっちでは、昨日から夏時間になりました。
毎年、3月の最後の日曜日と、10月の最後の日曜日に時間をずらします。
この制度、こっちでは普通のことだから、とりたてて前々から張り紙がされるとか、話題に上るとかがなくて割と前日になって、「明日変わるよ」なんて感じ。
ちなみに春には時間が一時間早まる、つまり、土曜の夜は睡眠時間が一時間減るということ。午前2時が突然午前3時になるのは、ちょっとショック。
でもって、毎年、うちの店では誰かが、遅刻してきたり、早く来すぎたりするんだよね。
今回は、僕・・・・・・
ではなくて、もう一人のスーシェフが10時30分に来店。一時間どころか、30分のおまけ付き。
みんなで笑って出迎えたら、本人は何が何だか分かってなくて、昼のサービスの直前まで「今朝は時間が経つのが早い」とか何とかほざいていた。
おいおい、しっかりしようよ・・・・・・何年フランス人やってるんだい?
でも、遅れて来るのも困るけど、早く来すぎるのも本人は困るよね。去年の10月は洗い場のやつが一時間早く来てたらしい。
今年の10月が楽しみですね。
↓いつも有難うございます。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Comptine d'un autre été / Yann Tiersen
lundi 31 mars 2008
dimanche 30 mars 2008
特別メニュー
の写真を。昨日のラングスティーヌのお客様が今日来店しました。
それぞれの説明は長くなるので省略。味は、想像して下さい。
↓その調子でお願いします!!クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Stay (Faraway, So Close!) / U2
結構日曜日にしては忙しかったんだけど、何とか写真を撮ってきました。
一番目の前菜に、昨日のラングスティーヌと牡蠣とキャビアと白のアスペルジュ、二番目の前菜にはオマールとラディとプティポアとフェーヴと黒トリュフ、メインに舌平目と小さい鮑と緑のアスペルジュ、フロマージュをはさんで、デセールはポワールのポシェ、チョコのクロケットで締め、といった感じ。
それぞれの説明は長くなるので省略。味は、想像して下さい。
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Chanson du Jour : Stay (Faraway, So Close!) / U2
samedi 29 mars 2008
フレッシュの手長海老
今朝、久しぶりに大きくていいフレッシュのラングスティーヌ(手長海老)が入荷したのでパチッとな。日本だとスカンピっていえばわかりやすいかな。
この素材、最近店では使ってなくて、あるお客の特別オーダーで発注したもの。
何で使ってないかというと、ここ2,3年で凄く値段が上がったから。今はキロ当たり40€もするんで、ロスとか、付け合せの原価とかを考えると・・・店の星がもう一つ増えたら使えるんだけどねぇ・・・・・・。それにしても高級食材ですね。
日本だとなかなかフレッシュのラングスティーヌって手に入らないから、これを使って料理するのがとても楽しい。昔は、毎朝10キロ、20キロってさばいてたのになぁ・・・なんで高くなったんだろう?
↓みんなクリック飽きちゃったのかな?シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : House Of Pain / Faster Pussycat
この素材、最近店では使ってなくて、あるお客の特別オーダーで発注したもの。
何で使ってないかというと、ここ2,3年で凄く値段が上がったから。今はキロ当たり40€もするんで、ロスとか、付け合せの原価とかを考えると・・・店の星がもう一つ増えたら使えるんだけどねぇ・・・・・・。それにしても高級食材ですね。
日本だとなかなかフレッシュのラングスティーヌって手に入らないから、これを使って料理するのがとても楽しい。昔は、毎朝10キロ、20キロってさばいてたのになぁ・・・なんで高くなったんだろう?
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Chanson du Jour : House Of Pain / Faster Pussycat
夢
僕は普段は睡眠時間が短くて、一度寝ると、熟睡なんだよね。でも、最近、眠りが浅い。
でもって、最近よく夢を見る。
大体は日本語だけど、たまにフランス語でも見る。
フランス語で夢を見るときは、仕事がらみの夢が多い気がする。
仕事の日はほとんど日本語をしゃべらないからかなぁ?
↓どんな夢だったかは、また今度。毎日クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Patience / Take That
jeudi 27 mars 2008
美味でした。親子丼。
昨日食べなかったので、今日は親子丼。
最近の我が家は休日でも和食のことが多い。何でか?妻がそうしたいというので。落ち着くんだそうな。旦那の仕事を軽く否定ですね。
でもって、久しぶりの食卓の写真。食べたのは、親子丼、焼き鮭とサラダ、大根の味噌汁、ブレットと、豆腐の加工品の炒め物、たくわん。
豆腐の加工品ってなにって感じだけど、こっちにある、健康食品スーパーのナチュラリアというところに豆腐を使ったいろんな惣菜が売っている。豆腐といっても、日本のものとは違って、かなり硬いんだけどね。今日使ったものは、しょうがが効いたガンモみたいなもの。そのほかには、ビオの食品や野菜など、とにかく健康によさそうな顔をしているものがたくさん売っている。かなり、はやっている。
で、もちろん飲みました、ワインは、
AOC BOURGOGNE 2004 / Domaine de MAISON ROUGE
こんな作り手ほんとにあるんかい?っていうような名前だけど、どうでしょう。味わいはとても軽く、和食にも合う感じでありました。でも、味噌汁とか汁物があると、ワインってすすまないよね。会席料理みたいに、少しづつ出てくるなら良いかもしれないけど。
でも、インターネットって、レシピとか調べるのに凄い便利になったよね。昔はこんなんではなかった気がするよ。便利な時代。誰でも店が開けそうだよね。
↓読んだらクリック、忘れてませんか?シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Je viens du sud / Michel Sardou
mercredi 26 mars 2008
おいしい牛肉
今日は、夕食に親子丼を予定してたんだけど、妻と買い物に行った先のスーパーで、おいしそうな牛肉を発見。でもって、予定を変更して、牛肉のステーキに。
最近おいしいステーキを食べてなかったから、久しぶりに堪能したよ。つい、写真を撮るのを忘れてしまうほど、がっついてしまった。
で、こっちの牛肉は、日本のものとはだいぶ違う。日本のさしのいっぱい入った牛肉なんて存在しない。見たことがない。
日本のそれは脂肪分がいっぱいで、口に入れるととろけてしまうようなもの。でもこっちのは、かみ締めるほどに味が出てくるような肉。これはえさが違うから。牛は基本的に草食動物。でも日本の牛たちは牧草以外のえさ、高カロリーな飼料を与えられて飼育されたもの。どっちもそれなりにいいところがあるけど、肉そのもののうまみを味わうといったら・・・僕はこっちの肉のほうが良いと思う。
おいしい肉は、やっぱりおいしい肉を仕入れているところで買うのが一番でしょう。僕はその中のいくつかを知っているので、みんながこっちに遊びに来た際には、ぜひ味わって欲しいと思う。
で、ステーキはただフライパンで焼いただけ。焼き方は、セニャン。つまり、レア。これが一番おいしいでしょう。それぞれ人の好みはあるけど、僕はこの火加減が好き。付け合せはサラダと、ジャガイモの アングレーズ。アングレーズっていうのは、塩湯ですることをあらわす。同時に、イギリス風とも訳せるんで、たぶん、イギリスをちょっと小ばかにした言葉の使い方なんだと思う。要は単純ってこと。
合わせたワインは、
AOC Côte de Beaune Villages 2003 / La Maison JOULIE
2003はもう5年前、早いものですね。僕がフランスに来たのもこの年だった。で、これはまだまだアルコールを強く感じるもの。タイミングが悪かったのか、あまり香らない。味わいは、まだまだ渋みを感じるほど。ゆっくり飲みながら味わってみようかな、と。
テレビでは、フランスとイングランドのサッカーの親善試合がやっている。久しぶりにベッカムが代表でプレーしているのを見た。相変わらず、足が遅いなぁと。フランスがPKで、一点を先取して、試合は、だらだらとすすんでいる。親善試合って、こんなもんだよね。特にこのクラスになると、お互いに、真剣みが感じられないし。
僕が見たフランスのベストマッチは、ワールドカップ2006の決勝トーナメントで相対したブラジル戦。あのときのフランスは凄かった。まさに全員が一丸となっていた。泥臭いほどに。
解説に、ベンゲルが出ていたけど、彼は代表監督やらないのかな?良いと思うのに。
↓クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ
Chanson du Jour : You're So Vain / Carly Simon
最近おいしいステーキを食べてなかったから、久しぶりに堪能したよ。つい、写真を撮るのを忘れてしまうほど、がっついてしまった。
で、こっちの牛肉は、日本のものとはだいぶ違う。日本のさしのいっぱい入った牛肉なんて存在しない。見たことがない。
日本のそれは脂肪分がいっぱいで、口に入れるととろけてしまうようなもの。でもこっちのは、かみ締めるほどに味が出てくるような肉。これはえさが違うから。牛は基本的に草食動物。でも日本の牛たちは牧草以外のえさ、高カロリーな飼料を与えられて飼育されたもの。どっちもそれなりにいいところがあるけど、肉そのもののうまみを味わうといったら・・・僕はこっちの肉のほうが良いと思う。
おいしい肉は、やっぱりおいしい肉を仕入れているところで買うのが一番でしょう。僕はその中のいくつかを知っているので、みんながこっちに遊びに来た際には、ぜひ味わって欲しいと思う。
で、ステーキはただフライパンで焼いただけ。焼き方は、セニャン。つまり、レア。これが一番おいしいでしょう。それぞれ人の好みはあるけど、僕はこの火加減が好き。付け合せはサラダと、ジャガイモの アングレーズ。アングレーズっていうのは、塩湯ですることをあらわす。同時に、イギリス風とも訳せるんで、たぶん、イギリスをちょっと小ばかにした言葉の使い方なんだと思う。要は単純ってこと。
合わせたワインは、
AOC Côte de Beaune Villages 2003 / La Maison JOULIE
2003はもう5年前、早いものですね。僕がフランスに来たのもこの年だった。で、これはまだまだアルコールを強く感じるもの。タイミングが悪かったのか、あまり香らない。味わいは、まだまだ渋みを感じるほど。ゆっくり飲みながら味わってみようかな、と。
テレビでは、フランスとイングランドのサッカーの親善試合がやっている。久しぶりにベッカムが代表でプレーしているのを見た。相変わらず、足が遅いなぁと。フランスがPKで、一点を先取して、試合は、だらだらとすすんでいる。親善試合って、こんなもんだよね。特にこのクラスになると、お互いに、真剣みが感じられないし。
僕が見たフランスのベストマッチは、ワールドカップ2006の決勝トーナメントで相対したブラジル戦。あのときのフランスは凄かった。まさに全員が一丸となっていた。泥臭いほどに。
解説に、ベンゲルが出ていたけど、彼は代表監督やらないのかな?良いと思うのに。
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Chanson du Jour : You're So Vain / Carly Simon
mardi 25 mars 2008
晩酌しながら更新中(その五)
今週も無事終わり、明日からお休みです。
ということで・・・・・・
晩酌しながらの更新です。
この時間が至福の時であります。
次の日の仕事のことも考える必要も無く、一杯のワインとともに過ごす素敵な週末(僕にとっては)。
最高であります。
で、飲んでいるのは、
AOC MERCUREY 2005 / Domaine de la Perriére
まだまだアルコールが強く、かなりスワリングしてから飲み始める。色は澄んだルビー色、ちゃんとフィルターかかってますね。味わいは可もなく不可もなく。まったく知らない作り手だけど、全然オッケーです。
では、日本時間的には朝からワインですが、皆さんお仕事がんばって下さい。
↓飲みすぎ注意、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Tom Traubert's Blues / Tom Waits
ということで・・・・・・
晩酌しながらの更新です。
この時間が至福の時であります。
次の日の仕事のことも考える必要も無く、一杯のワインとともに過ごす素敵な週末(僕にとっては)。
最高であります。
で、飲んでいるのは、
AOC MERCUREY 2005 / Domaine de la Perriére
まだまだアルコールが強く、かなりスワリングしてから飲み始める。色は澄んだルビー色、ちゃんとフィルターかかってますね。味わいは可もなく不可もなく。まったく知らない作り手だけど、全然オッケーです。
では、日本時間的には朝からワインですが、皆さんお仕事がんばって下さい。
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Chanson du Jour : Tom Traubert's Blues / Tom Waits
シンプル(いろんな意味で)ということ
シンプルに料理する。
素材を生かす。
最近楽しくなってきた題材です。
自分の中でいじっていいところと、いじらないでいいところの判断が付いてくるようになって来た気がするんです。
最近よく、こんな感じを感じるときがよくあります。
少しづつ、料理をすることが、自然になってきてるんでしょうか・・・そうであれば、嬉しいなぁと。
↓楽しく料理を、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : What it takes / Aerosmith
素材を生かす。
最近楽しくなってきた題材です。
自分の中でいじっていいところと、いじらないでいいところの判断が付いてくるようになって来た気がするんです。
最近よく、こんな感じを感じるときがよくあります。
少しづつ、料理をすることが、自然になってきてるんでしょうか・・・そうであれば、嬉しいなぁと。
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Chanson du Jour : What it takes / Aerosmith
dimanche 23 mars 2008
Pâques(復活祭)
今日は復活祭です。
なんの?
キリストの。
僕はクリスチャンではないので詳しいことはわからないけど、復活したらしいです。
復活祭の前後には、町のパティスリーには卵形をしたチョコレート菓子がいっぱい並んでいる姿が見られます。
まぁ、僕にとってはなじみの無い習慣だし、チョコのお菓子がスーパーなんかにも大々的に売り出されるところを見ると、ちょっとした行事ごとなんでしょう。
今日は日曜の昼としては珍しく忙しかったのも、このせいなのかな?
↓ブログの順位も復活して欲しいものです。クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Till The Next Goodbye / Rolling Stones
なんの?
キリストの。
僕はクリスチャンではないので詳しいことはわからないけど、復活したらしいです。
復活祭の前後には、町のパティスリーには卵形をしたチョコレート菓子がいっぱい並んでいる姿が見られます。
まぁ、僕にとってはなじみの無い習慣だし、チョコのお菓子がスーパーなんかにも大々的に売り出されるところを見ると、ちょっとした行事ごとなんでしょう。
今日は日曜の昼としては珍しく忙しかったのも、このせいなのかな?
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Chanson du Jour : Till The Next Goodbye / Rolling Stones
samedi 22 mars 2008
珍しい野菜シリーズ(2)
日本のそこらへんのスーパーなんかではあんまり見ないけど、フランス料理的にはなじみのある野菜って結構あると思うんだよね。
たとえば、アーティチョーク、クールジェット(ズッキーニ)、ポワロー(リーキなんても呼ぶ)、エシャロット、セップ(ポルチーニ)などなど。
でもこれは日本では聞いたことが無いし、見たこともないと思う。少なくとも僕は知らなかった。
たとえば、アーティチョーク、クールジェット(ズッキーニ)、ポワロー(リーキなんても呼ぶ)、エシャロット、セップ(ポルチーニ)などなど。
でもこれは日本では聞いたことが無いし、見たこともないと思う。少なくとも僕は知らなかった。
名前は、Bletteと書いて、ブレットって読む。
ぱっと見中華料理の野菜みたいだけど、元からこっちに存在する野菜です。
これを料理するときは、茎と葉っぱは別にして料理します。茎は、鳥のだし汁なんかの中で、ゆっくり味を含ませるようにして火を入れるとおいしく仕上がります。食感を残すように、火を入れてやるのがコツかな。葉っぱの部分は、刻んでスュエしたり、ポタージュになんかにもします。結構これはこっちではどこでも見かける野菜だから、ポピュラーなんでしょう。
でも、こっちにくるまで知らなかったんだよね。これから暖かくなってくると、さまざまな野菜が出始めてくるので、写真とってアップします。
↓降下中です!!クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ!!!
Chanson du Jour : Apologize (feat. One Republic) / Timbaland
最近またまた・・・
寒いんだよね。
こういうときは、風邪を引きやすい。気をつけましょう。
話は変わって、今日は一番下の弟の結婚式。
仕事の都合で、出席できないけど、いい思い出を作ってくれるといいなぁと。
遠いパリから、妻とともに祝福していますよ。
おめでとう!!末永く、お幸せにネ。
↓めでたいついでに、クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : One for you, one for me / La Bionda
jeudi 20 mars 2008
時々思い出す昔のこと(3)
これから、しばらくの間寝泊りする部屋を空けると・・・・・・そこには、簡素な机と椅子、そしてこれまた簡素なベッドが一つ。テレビなんかで見る刑務所のそれなんかに比べればいいほうだけど、ほんとに何もない。何だかいいがたい感情に襲われたのを覚えている。言葉には出来ない感じ。
部屋の大きさは15㎡だったかな。大きくは無いけど、一人には十分。大きな窓が一つ付いていたけど、これがうち開きで、大きく開けると邪魔でしょうがなかった。フランスはほとんどのドアがうち開き。セキュリティの問題だって聞いたこともある。誰かが侵入しようとしたとしてもドアを押し閉めることが出来たほうが、力が入りやすいからね。本当のところはどうなんだろう?
そして部屋の隅にはウォークインって言うとかっこいいけど、クローゼット。
その後簡単に荷物を片付けて、とりあえずの水やら、食料を近所の検索がてらに調達に行く。そこでわかったことが、ここら辺は色々便利なところだということ。すぐ近くにはいくつかのスーパー、パン屋、ワイン屋(大事です)、やおや、カフェなどなど・・・生活するのに、非常にいいところであった。
そのとき何を買ったなんて覚えていないなぁ。妻に聞いてみたけど、記憶に無いとのこと。そうだよね、お互いにいっぱいいっぱいだったからね。その後、最寄のカフェで二人で食事をした。ここでも一緒、何を食べたか覚えていない。たぶんステックフリッツなんかだったと思うけど・・・たぶん僕の頭の中はその日の夜の飛行機で帰国する妻を、きちんと空港に送り届けることが出来るのかということでいっぱいだった気がする。
その後、部屋に戻り妻の荷物の整理を手伝って、タクシーを捜しに外に出る。すぐに見つかったけど、行き先がなかなか伝わらなかった。まぁ、最初のころはよくあったことで、航空チケットを見せたりなんかしてしのいだ気がする。運転手は初老のフランス人女性。運転中彼女に頻繁に話しかけられたのをよく覚えている。まったくもってフランス語がわからない日本人に話しかけて来るこの人はなんだろうと思いながら、適当にあいづちと微笑で、コミュニケーションをとる(取れてないけど)。
かなり渋滞していたけど、何とか間に合うようにシャルル・ド・ゴールに着く。さっきとった食事がちょっと早めの時間だったことも合って、二人とも空腹だった。そこで、空港の中に入っているカフェで軽い食事を取る。それ以降、僕たちが日本に一時帰国するときにはそこでお茶をしてから飛行機に搭乗することにしている。なんとなく縁起かつぎみたいなもので。
そして、出発の時間が近づいてくる。そのときの心境と言ったら・・・それまでの人生の中では味わったこと無いもの。言葉にすれば、別れのつらさとなってしまうけどそれだけでは伝わりようの無いものだった。最初の一年間は何も気にすることなく、僕がやらなくてはいけないことに専念できるようにと思い、自分で決めたこと。それに滞在費とかのことも含め、確実な収入が見込めない二人が一緒ということはその後の展開しだいでは、かなり厳しくなってしまうし。
妻も寂しかった思うし、その後一年間よく我慢してくれたと思う。でも、あの時僕がストイックに働くことが出来たのは、日本で待つ妻を早くこっちに呼べるようにと思っていたから。人間基本的に怠け者だから、ほんとに独り身だったら今の状況は無かったかもと思うこともある。感謝しています。
そして、出国ゲートを通って飛行機の登場ゲートに向かいながら次第に小さく見えなくなっていく妻。何度か手を振り合い、見えなくなったところで、僕はタクシー乗り場に向かった。このとき、この空港の大きさが、そのときの僕になんともいえない空虚な感じを与えた。
その思いはタクシーの中でも・・・なんとも言いがたい気持ちになりながら帰路に着いた。
そして、その日の夜から、僕のフランスでの挑戦が始まったのでした。
部屋の大きさは15㎡だったかな。大きくは無いけど、一人には十分。大きな窓が一つ付いていたけど、これがうち開きで、大きく開けると邪魔でしょうがなかった。フランスはほとんどのドアがうち開き。セキュリティの問題だって聞いたこともある。誰かが侵入しようとしたとしてもドアを押し閉めることが出来たほうが、力が入りやすいからね。本当のところはどうなんだろう?
そして部屋の隅にはウォークインって言うとかっこいいけど、クローゼット。
その後簡単に荷物を片付けて、とりあえずの水やら、食料を近所の検索がてらに調達に行く。そこでわかったことが、ここら辺は色々便利なところだということ。すぐ近くにはいくつかのスーパー、パン屋、ワイン屋(大事です)、やおや、カフェなどなど・・・生活するのに、非常にいいところであった。
そのとき何を買ったなんて覚えていないなぁ。妻に聞いてみたけど、記憶に無いとのこと。そうだよね、お互いにいっぱいいっぱいだったからね。その後、最寄のカフェで二人で食事をした。ここでも一緒、何を食べたか覚えていない。たぶんステックフリッツなんかだったと思うけど・・・たぶん僕の頭の中はその日の夜の飛行機で帰国する妻を、きちんと空港に送り届けることが出来るのかということでいっぱいだった気がする。
その後、部屋に戻り妻の荷物の整理を手伝って、タクシーを捜しに外に出る。すぐに見つかったけど、行き先がなかなか伝わらなかった。まぁ、最初のころはよくあったことで、航空チケットを見せたりなんかしてしのいだ気がする。運転手は初老のフランス人女性。運転中彼女に頻繁に話しかけられたのをよく覚えている。まったくもってフランス語がわからない日本人に話しかけて来るこの人はなんだろうと思いながら、適当にあいづちと微笑で、コミュニケーションをとる(取れてないけど)。
かなり渋滞していたけど、何とか間に合うようにシャルル・ド・ゴールに着く。さっきとった食事がちょっと早めの時間だったことも合って、二人とも空腹だった。そこで、空港の中に入っているカフェで軽い食事を取る。それ以降、僕たちが日本に一時帰国するときにはそこでお茶をしてから飛行機に搭乗することにしている。なんとなく縁起かつぎみたいなもので。
そして、出発の時間が近づいてくる。そのときの心境と言ったら・・・それまでの人生の中では味わったこと無いもの。言葉にすれば、別れのつらさとなってしまうけどそれだけでは伝わりようの無いものだった。最初の一年間は何も気にすることなく、僕がやらなくてはいけないことに専念できるようにと思い、自分で決めたこと。それに滞在費とかのことも含め、確実な収入が見込めない二人が一緒ということはその後の展開しだいでは、かなり厳しくなってしまうし。
妻も寂しかった思うし、その後一年間よく我慢してくれたと思う。でも、あの時僕がストイックに働くことが出来たのは、日本で待つ妻を早くこっちに呼べるようにと思っていたから。人間基本的に怠け者だから、ほんとに独り身だったら今の状況は無かったかもと思うこともある。感謝しています。
そして、出国ゲートを通って飛行機の登場ゲートに向かいながら次第に小さく見えなくなっていく妻。何度か手を振り合い、見えなくなったところで、僕はタクシー乗り場に向かった。このとき、この空港の大きさが、そのときの僕になんともいえない空虚な感じを与えた。
その思いはタクシーの中でも・・・なんとも言いがたい気持ちになりながら帰路に着いた。
そして、その日の夜から、僕のフランスでの挑戦が始まったのでした。
↓続きは次回以降。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : I'm not in love / 10cc
mercredi 19 mars 2008
MOFがやっているパティスリー
にいってきた。店の名前は、Laurent Duchêneというお店。
MOFって言うのは、Meilleur Ouvrier de Franceの頭文字を取ったもので、こっちでは、「モフ」と発音している。直訳すれば、フランスの最高の職人って感じで、毎年行われるコンクールで選ばれる人たち。かなり難しいコンクールで、MOFにたどり着くのは大変な技術やなんかが必要であるらしい。ちなみに外国人には参加資格は無いと思う。これにパスすると、コックコートの襟の所に、フランス国旗と同じトリコロールを入れることが出来る。そうでなければ、襟にトリコロールを入れることは禁止。つまり、トリコロールはMOFであることの証であるんです。
買ったのは、ミルフォイユ2つ(好きなんです)、ブラックベリーのお菓子1つ、カフェ風味のお菓子1つ。そしてバゲット1本。かなり期待していたんだけど・・・・・・ミルフォイユはクリームの甘さがいまいちで、パイ生地のキャラメリゼも中途半端。あとの二つは普通においしいけど、やっぱり甘さが足りない。何だか日本のケーキを食べているような感じ。よく言えば上品、でも味わいにメリハリが無い。バゲットは普通。
正直、ちょっとがっかりしてしまった。がつっとくるものを期待していたので、肩透かしを食らってしまった。
僕の家からバスを使って、15分もあれば着いてしまう近場だけど、次は無いかなぁと言う感じ・・・悪くは無いんだけど、好みではないということです。MOFも人それぞれといったところなんでしょう。
↓おいしいミルフォイユが食べたい・・・クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : You give me something / James Morrison
mardi 18 mars 2008
今日は午後から休日
になりました。
フランスでは、労働時間が、週35時間制とか週39時間制とかってあるんだけど、レストラン業界にとっては、到底不可能なこと。でも、法律は法律なんで、暇なときを見計らって、少づつ半日の休みを取っています。
で、今日は僕の番。しかも明日とあさっては普通の休みだから、賞味2日半の連休ってことになる。こういうちょっとした事って嬉しいね。何だか得した気になるよ。
こういうときは、ちょっと面倒な用事を済ましたほうが良いと思って、役所に足を伸ばして、用事を済ます。
その後、八百屋(やおやですよ!)で買い物をして、夕食の用意。
前菜は、トマトとモッツァレラのサラダ。綺麗に盛り付けようとしたら途中で飽きちゃって、適当に。
合わせたワインは、南のほうが飲みたくてこれを、
AOC Vin de CORSE 2005 / VIGNERONS DES PIEVE
濃いワインを想像していたけど、さらりとして飲みやすい。3.85€。文句なし。
後は、前々日の昼の残りのカレーを食べる。今はちょっとチーズをかじりながらの更新。
こういう日は一日が長い。朝一から動いているし、午後からフリーだし。晩酌の時間もゆっくり取れるしね。
でもって、きょうの日本時間の朝は寝てると思いますよ。
↓またまた停滞気味。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
フランスでは、労働時間が、週35時間制とか週39時間制とかってあるんだけど、レストラン業界にとっては、到底不可能なこと。でも、法律は法律なんで、暇なときを見計らって、少づつ半日の休みを取っています。
で、今日は僕の番。しかも明日とあさっては普通の休みだから、賞味2日半の連休ってことになる。こういうちょっとした事って嬉しいね。何だか得した気になるよ。
こういうときは、ちょっと面倒な用事を済ましたほうが良いと思って、役所に足を伸ばして、用事を済ます。
その後、八百屋(やおやですよ!)で買い物をして、夕食の用意。
前菜は、トマトとモッツァレラのサラダ。綺麗に盛り付けようとしたら途中で飽きちゃって、適当に。
合わせたワインは、南のほうが飲みたくてこれを、
AOC Vin de CORSE 2005 / VIGNERONS DES PIEVE
濃いワインを想像していたけど、さらりとして飲みやすい。3.85€。文句なし。
後は、前々日の昼の残りのカレーを食べる。今はちょっとチーズをかじりながらの更新。
こういう日は一日が長い。朝一から動いているし、午後からフリーだし。晩酌の時間もゆっくり取れるしね。
でもって、きょうの日本時間の朝は寝てると思いますよ。
↓またまた停滞気味。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Bizarre Love Triangle / Frente!
lundi 17 mars 2008
日本から届く荷物
ここ3日くらいで、2つの荷物が僕たちの家に届いた。
一つは、妻の実家と僕の実家からの合同の荷物。中には、日本の雑誌やら、食材やら、家族の写真やらがたくさん入っていた。
本当にいつもありがとうございます。こっちからは何も送ったことが無いんだけど・・・今度何か送ります。
で、もう一つが、一ヶ月前位前に久しぶりに会った僕たちの結婚式のコーディネーターの方(以降Sさん)からのもの。
いつもは、事前に「送ったよー」なんていうメールに荷物の番号が書いてあって、インターネットで検索できるんだけど、Sさんからは突然届いたので、かなりびっくり。というか、びっくりさせようとしたのかな?
中には、某有名な銀器メーカーの小さなプレートが。ほんとにありがとうございます。
メールでも書きましたが、またこっちでも良いですし、日本でも良いですから会いしましょう。今度いつ帰れるかはわからないですが、楽しみですね。
でも、銀器って手入れとか大変で、しかもちょっと高級なものってなると・・・・・・タンスの肥やしになってしまうかも・・・・・・貧乏性ですね。
この素敵なプレートの上に、5€くらいのワインのボトルをのっけるのもどうかなぁとも思うしね。
↓高級品にも負けない自分でありたい・・・クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Ordinary World / Duran Duran
一つは、妻の実家と僕の実家からの合同の荷物。中には、日本の雑誌やら、食材やら、家族の写真やらがたくさん入っていた。
本当にいつもありがとうございます。こっちからは何も送ったことが無いんだけど・・・今度何か送ります。
で、もう一つが、一ヶ月前位前に久しぶりに会った僕たちの結婚式のコーディネーターの方(以降Sさん)からのもの。
いつもは、事前に「送ったよー」なんていうメールに荷物の番号が書いてあって、インターネットで検索できるんだけど、Sさんからは突然届いたので、かなりびっくり。というか、びっくりさせようとしたのかな?
中には、某有名な銀器メーカーの小さなプレートが。ほんとにありがとうございます。
メールでも書きましたが、またこっちでも良いですし、日本でも良いですから会いしましょう。今度いつ帰れるかはわからないですが、楽しみですね。
でも、銀器って手入れとか大変で、しかもちょっと高級なものってなると・・・・・・タンスの肥やしになってしまうかも・・・・・・貧乏性ですね。
この素敵なプレートの上に、5€くらいのワインのボトルをのっけるのもどうかなぁとも思うしね。
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Chanson du Jour : Ordinary World / Duran Duran
dimanche 16 mars 2008
どこかに行きたいなぁ
だんだん暖かくなってきて、日中吹く風には明らかに春を感じる、このごろ。
こっちに来て早4年半。パリ以外のフランスって言うと、ディジョンとシャルトルというところしか行ったことが無く、何だか全然フランス生活を満喫してないんだよね。
(写真はディジョンの常設市場)
もうちょっと暖かくなってきたら有名な観光地とかじゃなくて良いからちょっとしたところに小旅行でも行 きたいなぁ・・・と。
こっちではバカンスを取るのが当たり前だけど、レストラン関係は、一年に6週間のバカンスがあるんだよね。でも、僕はバカンスをとる度に日本に帰ってるから、フランスの国内を回る時間(お金も)が無いんだよね。それ以外は仕事だし。
だから今年は・・・と思ってるけど、どうなるかなぁ・・・・・・わからないね。時間をうまく使うのって結構難しいネ。
↓南仏なんか良いよなぁ・・・クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Mon Mec a Moi / Patricia Kaas
時々思い出す昔のこと(2)
新婚旅行をかねた一週間の最終日。その日はやることがいっぱいあって大変だった。
まず、引越し。といっても荷物なんて、スーツケース一個だけ。足りないものは妻のスペースを借りて持ってきた。
僕が始めに住んだ所は、お世話になった語学学校の借り上げの寮。それで、その日にこの部屋の鍵を取りにいったんだけど、同時に入校の手続きとやらで、フランス語のテストを受けさせられた。受付で、何もわからないから受ける必要は無いといったんだけど(めんどくさかったから)、まぁ、とりあえず見たいな雰囲気。これでクラス分けをするらしい。でもほんとに何もわかんないから、ほぼ白紙で提出。後日判明したのは、一番下のクラス。
で、鍵を受け取って、またホテルに帰る。今度はチェックアウト。
学校には妻をホテルに残して、独りでメトロで行った。こっちに来てからそれまで、かたくなにメトロを使わなかったので、かなり緊張し、すでに疲労こんぱい。変な汗を一杯かいていた。
で、チェックアウトの何が問題かっていうと、これからの僕の滞在に必要なものの一部を妻のスーツケースに入れてきたんだけど、それまでの一週間でお土産を買っていて、スーツケースに入りきらなくなってしまっていた。
初めてのパリ。土地勘も無く、そのホテルから寮までどれくらいの距離があって、どっちの方角で・・・など、まったくわからないところに引越しに行くこの不安。しかも、荷物がきちんと梱包されていないめちゃくちゃな感じ。
そしてチェックアウトの時間。受付でタクシーを頼んで、ホテルの前でしばらく待つ。そして来たタクシー。運転手の人に手書きの住所を見せて連れて行ってもらう。運ちゃんは、荷物一杯だね~なんて顔をしていた気がする。考えすぎだったかもしれないけど、その状況が凄くいやだった。すっきりと移動したかったんだろうね。
そしておそらく目的地の近くまで来たとき、運転手が何だかここのすぐ近くだからここでおろすみたいなことを言っていて(たぶん)二人で清算して車を降りる。降りたところはまったく知らないところ。しかもそのころ持っていた地図は、日本語のガイドブックにくっついている使えないもの。小さくて短い道なんて載ってやしない。しばらく迷う。手元には2つの大きなスーツケースと入りきらない荷物たち。ちょっとした移動も一苦労だった。
しばらくして、というより、近くのいろんな建物に入るのを試みて、うっかり入ったところの管理人みたいな人(後日ちゃんとした管理人と判明)に住所を書いた紙を見せて、ここだという事が判りようやく到着。正直もう無理というくらい疲れていた。
そしてエレベーターで、自分の部屋がある階までいく。このエレベーターが凄かった。動きはじめと、止まるとき、ぎっくり腰の人だったらそのまま腰をやられてしまうんではないかという素敵な衝撃。激しい。
そして、自分の部屋の前に。鍵穴に鍵を入れる。どっちだったか忘れたけど、鍵を回す、そしてドアを押す・・・・・・あかない。どうして?と思い、もう一度もとの位置に戻して、鍵を回して、ドアを押す・・・・・・あかない。これを何回か繰り返した。でも開かないんです。部屋番号を間違えたと思って、ほかの部屋の鍵穴に入れてみても鍵は入らない。しかも、こっちの公共の場所の照明(廊下や玄関など・・・)はタイマーが付いてるスイッチで、ある程度時間が過ぎると勝手に消えてしまう。鍵を開けようとして四苦八苦していると突然明かりが消えて真っ暗になる。また明かりをつけにちょっと離れたスイッチを押しに行く・・・でもドアは開かず、また明かりが消える。これも結構繰り返した。そばでは、妻があきれてる。
しばらくすると、同じ建物に住んでる人が通りかかって開けてくれる。こっちの人は大概親切で、困ってると助けてくれるんだけど、後から思ったことが、とっさにメルシィーと言えなくて、無言で微笑んだだけだったということ。マナーは大事です。
そして、いざ、部屋に入る。入ると左手にキッチン、右手にトイレも一緒のシャワールーム。そして正面に2枚のドア。この右側のほうが僕の部屋になっていた。でも、すぐには入れず。また鍵がかかっていたもんで・・・さっき、ほかの住人にあけてもらったとき、実はよく見てなかった。というか、彼はさっと開けて、すぐ行ってしまったから、良く判らなかった。そしてまた四苦八苦。しばらくしてこつをつかんで、事なきを得たけど、習慣って怖いなぁと実感。鍵を回しきったところで、さらに鍵を回しながらドアを押さないと開かないんです。こういうドアって、日本では使ったことなかったから、発想が無いんだよね。
これでもかなり疲れる。精神的に。
そして、これから僕が住む部屋の扉を開けたんだけど・・・
↓続きは次回以降。クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Comme d'habitude / Claude François
(これがオリジナルです)
まず、引越し。といっても荷物なんて、スーツケース一個だけ。足りないものは妻のスペースを借りて持ってきた。
僕が始めに住んだ所は、お世話になった語学学校の借り上げの寮。それで、その日にこの部屋の鍵を取りにいったんだけど、同時に入校の手続きとやらで、フランス語のテストを受けさせられた。受付で、何もわからないから受ける必要は無いといったんだけど(めんどくさかったから)、まぁ、とりあえず見たいな雰囲気。これでクラス分けをするらしい。でもほんとに何もわかんないから、ほぼ白紙で提出。後日判明したのは、一番下のクラス。
で、鍵を受け取って、またホテルに帰る。今度はチェックアウト。
学校には妻をホテルに残して、独りでメトロで行った。こっちに来てからそれまで、かたくなにメトロを使わなかったので、かなり緊張し、すでに疲労こんぱい。変な汗を一杯かいていた。
で、チェックアウトの何が問題かっていうと、これからの僕の滞在に必要なものの一部を妻のスーツケースに入れてきたんだけど、それまでの一週間でお土産を買っていて、スーツケースに入りきらなくなってしまっていた。
初めてのパリ。土地勘も無く、そのホテルから寮までどれくらいの距離があって、どっちの方角で・・・など、まったくわからないところに引越しに行くこの不安。しかも、荷物がきちんと梱包されていないめちゃくちゃな感じ。
そしてチェックアウトの時間。受付でタクシーを頼んで、ホテルの前でしばらく待つ。そして来たタクシー。運転手の人に手書きの住所を見せて連れて行ってもらう。運ちゃんは、荷物一杯だね~なんて顔をしていた気がする。考えすぎだったかもしれないけど、その状況が凄くいやだった。すっきりと移動したかったんだろうね。
そしておそらく目的地の近くまで来たとき、運転手が何だかここのすぐ近くだからここでおろすみたいなことを言っていて(たぶん)二人で清算して車を降りる。降りたところはまったく知らないところ。しかもそのころ持っていた地図は、日本語のガイドブックにくっついている使えないもの。小さくて短い道なんて載ってやしない。しばらく迷う。手元には2つの大きなスーツケースと入りきらない荷物たち。ちょっとした移動も一苦労だった。
しばらくして、というより、近くのいろんな建物に入るのを試みて、うっかり入ったところの管理人みたいな人(後日ちゃんとした管理人と判明)に住所を書いた紙を見せて、ここだという事が判りようやく到着。正直もう無理というくらい疲れていた。
そしてエレベーターで、自分の部屋がある階までいく。このエレベーターが凄かった。動きはじめと、止まるとき、ぎっくり腰の人だったらそのまま腰をやられてしまうんではないかという素敵な衝撃。激しい。
そして、自分の部屋の前に。鍵穴に鍵を入れる。どっちだったか忘れたけど、鍵を回す、そしてドアを押す・・・・・・あかない。どうして?と思い、もう一度もとの位置に戻して、鍵を回して、ドアを押す・・・・・・あかない。これを何回か繰り返した。でも開かないんです。部屋番号を間違えたと思って、ほかの部屋の鍵穴に入れてみても鍵は入らない。しかも、こっちの公共の場所の照明(廊下や玄関など・・・)はタイマーが付いてるスイッチで、ある程度時間が過ぎると勝手に消えてしまう。鍵を開けようとして四苦八苦していると突然明かりが消えて真っ暗になる。また明かりをつけにちょっと離れたスイッチを押しに行く・・・でもドアは開かず、また明かりが消える。これも結構繰り返した。そばでは、妻があきれてる。
しばらくすると、同じ建物に住んでる人が通りかかって開けてくれる。こっちの人は大概親切で、困ってると助けてくれるんだけど、後から思ったことが、とっさにメルシィーと言えなくて、無言で微笑んだだけだったということ。マナーは大事です。
そして、いざ、部屋に入る。入ると左手にキッチン、右手にトイレも一緒のシャワールーム。そして正面に2枚のドア。この右側のほうが僕の部屋になっていた。でも、すぐには入れず。また鍵がかかっていたもんで・・・さっき、ほかの住人にあけてもらったとき、実はよく見てなかった。というか、彼はさっと開けて、すぐ行ってしまったから、良く判らなかった。そしてまた四苦八苦。しばらくしてこつをつかんで、事なきを得たけど、習慣って怖いなぁと実感。鍵を回しきったところで、さらに鍵を回しながらドアを押さないと開かないんです。こういうドアって、日本では使ったことなかったから、発想が無いんだよね。
これでもかなり疲れる。精神的に。
そして、これから僕が住む部屋の扉を開けたんだけど・・・
↓続きは次回以降。クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Comme d'habitude / Claude François
(これがオリジナルです)
vendredi 14 mars 2008
今日はホワイトデー
でしたね。お返しをしなくちゃいけない人、ちゃんとしましたか?
僕は、CHUFに花束を買って帰りました。だいぶよろんこでいた様子。
日本だと花束もって歩くのって何だか恥ずかしい気がするけど、こっちだとそんな気がしないんだよね。結構そういう人を多く見かける気がするし。
皆さんは何をお返ししたんでしょうか?うっかり忘れて、機嫌を損ねた人もいるんじゃないでしょうかね?
↓行事ごとは大切に。クリッククリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Thank You For Loving Me / Bon Jovi
僕は、CHUFに花束を買って帰りました。だいぶよろんこでいた様子。
日本だと花束もって歩くのって何だか恥ずかしい気がするけど、こっちだとそんな気がしないんだよね。結構そういう人を多く見かける気がするし。
皆さんは何をお返ししたんでしょうか?うっかり忘れて、機嫌を損ねた人もいるんじゃないでしょうかね?
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Chanson du Jour : Thank You For Loving Me / Bon Jovi
jeudi 13 mars 2008
時々思い出す昔のこと
僕がフランス行きを決めて、ビザや航空券の手配などを済ませ、フランスはシャルル・ド・ゴール空港に着いたのが、2003年9月24日の早朝の4時過ぎ。
到着の前々日に結婚式を済ませての出発だったので、かなりばたばたしていた気がする。そして、新婚旅行もかねて、妻と一緒の渡仏。
空港が24時間やってるとはいえ、さすがにこの時間はほとんど人もいなく、同じ便で来た人たちも、あっという間にいなくなり、ほとんど空港に二人きりの状態。カフェすらもまだ開いていない。
フランス語もしゃべれず、また、ツアーなどで来たわけではなかったので、自力でホテルまで行かなくてはならない。しばらく時間つぶしを試みるも、空港なんて売店とかがやってない限り、何も無いに等しい。
しょうがないのでタクシー乗り場を探して(これも結構探した気がする)、そのときは、ボンジュールとだけいって、ホテルの住所が書いてある紙を見せ、タクシーで連れて行ってもらった。
タクシーの窓越しに見る初めてのフランスの景色。そのとき何を思っていたか・・・・・・正直言って景色に感動なんかをしている暇は無かったと思う。僕にとっては初めての外国、そしてこれからここで生活をしていく不安、自分に課したフランスでの課題、そして一週間後には一人で日本に返ることになる妻のこと・・・・・・さまざまな不安の中にいたと思う。あまり記憶は確かではない。タクシーの窓越しから見えた景色の感じは思い出すけど、そのとき何を考えていたのか・・・
そしてホテルに。シャルル・ド・ゴールからパリまではすいていれば30分くらい。だから、僕らが着いたのは確か朝の6時過ぎだったと思う。まだ僕たちの部屋は空いておらず、とにかく荷物を置かせてもらって、付近の散策へ。
その日はあまり天気が良くなかった。それに気温も日本に比べると低い。妻は、知らない土地に来た不安と寒さからか、「もう帰りたい」と言い出す始末。彼女にとっても初めての外国。それでも何とかなだめて付近をぶらぶら、適当に見つかったカフェで朝食をとることにした。
始めてフランスで取る食事。僕はオムレツにサラダ、妻はキッシュにサラダだったような気がする。何せ、緊張やら、寒さやら、言葉はわかんないやらで、記憶があいまい。仕事柄、メニューは問題なく理解できたけど。
その後しばらく時間つぶしをして、ホテルにチェックイン。ちょっと疲れていたけど、時差ぼけにならないようすぐに外出して、いざ、凱旋門へ。
初めての外国、初めてのパリ、初めてのシャンゼリゼ。結構冷静を装っていたつもりだったけど、かなりおのぼりさんだったんだろうなぁと思う。お決まりのように凱旋門をバックに記念写真。
でも、こっちの町並みにはびっくりした。写真では見たことあったけど、調和の取れた町並み、昔ながらのデザインとちょっとした新しさが、いやらしさ無く混ざり合っている。町を漂う香水の匂いにも、あぁパリだねぇ、何て思ったもの。東京とはまるで違う。何かの意志を感じる町並み。 そして背の高い建物が無い。パリの上には大きな空がいつもある。
その日はしばらく歩いて、というか適当に歩いたら迷って、何とかホテルの近くまでたどり着き、パン屋でバゲットを、近くのスーパーで惣菜を買って、その日の夕食とした気がする。もちろんワインも忘れずに。
妻と過ごしたのは最初の一週間。この一週間は、パリのいろんなところに、ほぼ徒歩で行った。今思えば馬鹿だったなぁと思うけど、妻がメトロは危ないといって、頑として使おうとしなかったので。なので、外出しては、道に迷い、迷いながらも目的地にたどり着き、の繰り返し。かなりハードな日々だった。革靴一つだめにしたしね。 たまらずにス二ーカーを買ったのを覚えている。今そのスニーカーは日本の実家にあって、僕が一時帰国するとき、近所のコンビニなんかに履いて行ってる。
そして、一週間なんてあっという間。パリに旅行で来た人ならわかると思うけど・・・そして僕はここに残り、妻は日本に帰る日が来る。
到着の前々日に結婚式を済ませての出発だったので、かなりばたばたしていた気がする。そして、新婚旅行もかねて、妻と一緒の渡仏。
空港が24時間やってるとはいえ、さすがにこの時間はほとんど人もいなく、同じ便で来た人たちも、あっという間にいなくなり、ほとんど空港に二人きりの状態。カフェすらもまだ開いていない。
フランス語もしゃべれず、また、ツアーなどで来たわけではなかったので、自力でホテルまで行かなくてはならない。しばらく時間つぶしを試みるも、空港なんて売店とかがやってない限り、何も無いに等しい。
しょうがないのでタクシー乗り場を探して(これも結構探した気がする)、そのときは、ボンジュールとだけいって、ホテルの住所が書いてある紙を見せ、タクシーで連れて行ってもらった。
タクシーの窓越しに見る初めてのフランスの景色。そのとき何を思っていたか・・・・・・正直言って景色に感動なんかをしている暇は無かったと思う。僕にとっては初めての外国、そしてこれからここで生活をしていく不安、自分に課したフランスでの課題、そして一週間後には一人で日本に返ることになる妻のこと・・・・・・さまざまな不安の中にいたと思う。あまり記憶は確かではない。タクシーの窓越しから見えた景色の感じは思い出すけど、そのとき何を考えていたのか・・・
そしてホテルに。シャルル・ド・ゴールからパリまではすいていれば30分くらい。だから、僕らが着いたのは確か朝の6時過ぎだったと思う。まだ僕たちの部屋は空いておらず、とにかく荷物を置かせてもらって、付近の散策へ。
その日はあまり天気が良くなかった。それに気温も日本に比べると低い。妻は、知らない土地に来た不安と寒さからか、「もう帰りたい」と言い出す始末。彼女にとっても初めての外国。それでも何とかなだめて付近をぶらぶら、適当に見つかったカフェで朝食をとることにした。
始めてフランスで取る食事。僕はオムレツにサラダ、妻はキッシュにサラダだったような気がする。何せ、緊張やら、寒さやら、言葉はわかんないやらで、記憶があいまい。仕事柄、メニューは問題なく理解できたけど。
その後しばらく時間つぶしをして、ホテルにチェックイン。ちょっと疲れていたけど、時差ぼけにならないようすぐに外出して、いざ、凱旋門へ。
初めての外国、初めてのパリ、初めてのシャンゼリゼ。結構冷静を装っていたつもりだったけど、かなりおのぼりさんだったんだろうなぁと思う。お決まりのように凱旋門をバックに記念写真。
でも、こっちの町並みにはびっくりした。写真では見たことあったけど、調和の取れた町並み、昔ながらのデザインとちょっとした新しさが、いやらしさ無く混ざり合っている。町を漂う香水の匂いにも、あぁパリだねぇ、何て思ったもの。東京とはまるで違う。何かの意志を感じる町並み。 そして背の高い建物が無い。パリの上には大きな空がいつもある。
その日はしばらく歩いて、というか適当に歩いたら迷って、何とかホテルの近くまでたどり着き、パン屋でバゲットを、近くのスーパーで惣菜を買って、その日の夕食とした気がする。もちろんワインも忘れずに。
妻と過ごしたのは最初の一週間。この一週間は、パリのいろんなところに、ほぼ徒歩で行った。今思えば馬鹿だったなぁと思うけど、妻がメトロは危ないといって、頑として使おうとしなかったので。なので、外出しては、道に迷い、迷いながらも目的地にたどり着き、の繰り返し。かなりハードな日々だった。革靴一つだめにしたしね。 たまらずにス二ーカーを買ったのを覚えている。今そのスニーカーは日本の実家にあって、僕が一時帰国するとき、近所のコンビニなんかに履いて行ってる。
そして、一週間なんてあっという間。パリに旅行で来た人ならわかると思うけど・・・そして僕はここに残り、妻は日本に帰る日が来る。
Chanson du Jour : Desperado / Eagles
mercredi 12 mars 2008
桜咲く
今日買い物の途中で見つけたもの。小さい桜の木。日本のそれとはちょっと違うけど、桜の一種だと思う。
今日は風が強くて、気温の割りにちょっと肌寒い感じ。
でもいい物を見つけたよ。
パリの南にある公園に桜の木がたくさんあるので、近いうちにいってみようかな・・・・・・でも日本みたいな花見は出来ないと思うなぁ・・・・・・懐かしいね。
↓最近停滞気味。クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Et dans 150 ans / Raphaël
今日は風が強くて、気温の割りにちょっと肌寒い感じ。
でもいい物を見つけたよ。
パリの南にある公園に桜の木がたくさんあるので、近いうちにいってみようかな・・・・・・でも日本みたいな花見は出来ないと思うなぁ・・・・・・懐かしいね。
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Chanson du Jour : Et dans 150 ans / Raphaël
晩酌しながら更新中(その四)
今週もまた無事に終わり、ゆっくりくつろぎながらの更新です。
飲んでいるのは、
AOC GIVRY "CHAMP LALOT" 2005 / DOMAINE FAIVLEY
良いですね。2005は大概おいしく飲めるんで、どれを買ってもそこそこ良い。って言っても、あんまりビンテージにはこだわらなくて、買おうと思ったところで、適当なものを見つけて買うのが僕のやり方。みんなが欲しがるビンテージは高いし、すぐ売れてしまう。けど、オフビンテージなら、ちょっと割安で、購入しやすいしね。
でもって、この作り手というか、ネゴシアンは、安心して買えるもの。日本にも売ってるはず。ぜひ試してみて下さい。
昨日は頭の中が何だか煮詰まっていて、書こうとしてもすすまず、なんだか小説作家の気分を味わったような気がした。それに関したはまた今度にしようと思います。
では、僕は休日を満喫しようかなと・・・・・・日本時間的には朝からワインですが、皆さんお仕事、程々に頑張って下さい。
↓これをクリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Poupee De Cire, Poupee De Son / France Gall
飲んでいるのは、
AOC GIVRY "CHAMP LALOT" 2005 / DOMAINE FAIVLEY
良いですね。2005は大概おいしく飲めるんで、どれを買ってもそこそこ良い。って言っても、あんまりビンテージにはこだわらなくて、買おうと思ったところで、適当なものを見つけて買うのが僕のやり方。みんなが欲しがるビンテージは高いし、すぐ売れてしまう。けど、オフビンテージなら、ちょっと割安で、購入しやすいしね。
でもって、この作り手というか、ネゴシアンは、安心して買えるもの。日本にも売ってるはず。ぜひ試してみて下さい。
昨日は頭の中が何だか煮詰まっていて、書こうとしてもすすまず、なんだか小説作家の気分を味わったような気がした。それに関したはまた今度にしようと思います。
では、僕は休日を満喫しようかなと・・・・・・日本時間的には朝からワインですが、皆さんお仕事、程々に頑張って下さい。
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Chanson du Jour : Poupee De Cire, Poupee De Son / France Gall
lundi 10 mars 2008
まとまりきらず・・・
に更新。
書こうと思うことがあるんだけど、うまく表現できなくって白旗。
書くことを仕事にしてる人って、ほんとに尊敬するよ。いつもは10分くらいでちゃらっと書くんだけど、今日はまとまらず。
なので、ここまで。
見に来て下さった方すみません。
また明日、よろしくお願いします。
↓僕の仕事は料理をすること。クッリク、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Stay With Me / Rod Stewart and The Faces
dimanche 9 mars 2008
団体さんいらっしゃい!
今日の夜のサービスで、30人の団体の予約があった。
特に気に掛けなかったけど、食事を終えて帰ろうとしている団体を見て、日本人ということが判明。彼らも、厨房を覗き込んで、僕を見つけて何だかこそこそ話しているみたいなので、厨房から出て挨拶。
話を聞くと、長野県の松本にある料理学校の卒業旅行の一環で、来店したらしい。
僕も仕事の最中だったし、彼らも迎えのバスが来ていたりして、あんまり話は出来なかったけど、これから料理人(パティシエかも知れないけど)になろうとしている彼らが、何だかうらやましい気持ちになったなぁ。
僕が18才のころなんて、料理人になろう何てこれぽっちも思わなかったからね。僕がちゃんとしたレストランで働き始めたのは24歳くらいのときだったから。
それから10年。まだまだやることはあるなぁと感じているし、彼らには負けていられませんからね。
彼らにはこれから色々あるんだと思います。僕も最初のころは楽しくなかった。挫折してしまう人もいるかもしれない。でも、がんばって欲しいものです。僕たちの仕事はこれで終わりということが無いから。自分自身ののびしろを信じて前進あるのみです。
そういえば、彼らにたくさん写真を撮られたんだけど、僕の写真を撮ってどうするのかな?へんな用途に使わないで欲しいなぁ。
↓最近下降気味。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Allumer Le Feu / Johnny Hallyday
(フランスの矢沢栄吉といったところでしょうか・・・)
特に気に掛けなかったけど、食事を終えて帰ろうとしている団体を見て、日本人ということが判明。彼らも、厨房を覗き込んで、僕を見つけて何だかこそこそ話しているみたいなので、厨房から出て挨拶。
話を聞くと、長野県の松本にある料理学校の卒業旅行の一環で、来店したらしい。
僕も仕事の最中だったし、彼らも迎えのバスが来ていたりして、あんまり話は出来なかったけど、これから料理人(パティシエかも知れないけど)になろうとしている彼らが、何だかうらやましい気持ちになったなぁ。
僕が18才のころなんて、料理人になろう何てこれぽっちも思わなかったからね。僕がちゃんとしたレストランで働き始めたのは24歳くらいのときだったから。
それから10年。まだまだやることはあるなぁと感じているし、彼らには負けていられませんからね。
彼らにはこれから色々あるんだと思います。僕も最初のころは楽しくなかった。挫折してしまう人もいるかもしれない。でも、がんばって欲しいものです。僕たちの仕事はこれで終わりということが無いから。自分自身ののびしろを信じて前進あるのみです。
そういえば、彼らにたくさん写真を撮られたんだけど、僕の写真を撮ってどうするのかな?へんな用途に使わないで欲しいなぁ。
↓最近下降気味。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Allumer Le Feu / Johnny Hallyday
(フランスの矢沢栄吉といったところでしょうか・・・)
いつまでも料理人でいたいと思う
今日のサービスは最悪だった。
一番しっかりしなくてはいけないポジションの人が、ダメダメだったから。
それは、何を隠そう我らのシェフ。
今同僚の一人がバカンス中で、そいつと僕はちょっとだけポジションがかぶる関係で、彼がいないと、僕が彼の代わりをやって、シェフが僕の代わりをやる。
彼(シェフ)は普段何もしない。昔は、いい料理人だったと思う。でも今は・・・
金、土は一週間の中で一番忙しい。そういうときに、一番大事なポジションをやる人がだめでは、全部がグダグダになる。今夜がそれ。
僕たちの仕事は、だましだましできるようなものではない。だめであれば、すぐにわかってしまう。でもシェフだからみんな何も言わない。
その辺は、彼が一番わかっていると思うけど・・・。僕たち料理人は、つべこべ言う前に技術者であるべきだと僕は思ってる。才能を具現化できるのも技術があってのことだと思うし。
でも、彼は普段何もしない。昔はいい料理人だったと思う。彼から学んだものもたくさんあるし・・・。彼の頭の中では、いつまでも昔のイメージがあるんだと思う。
今の彼は、自分の子供の運動会で、十何年ぶりにかっけこをして、足がもつれて転ぶお父さんたちみたいなもの。頭の中の自分と実際に動いてる自分が一致しないんだと思う。
彼はいつも虚勢を張る。「僕はシェフだから」って。
僕は思うよ。技術者として、突き詰めなければいけないことがまだまだあるよ、と。だめなところを見つめなおして、やり直せば良いのに、と。
知っていることは素晴らしいことだと思う。何が良くて何がだめなのか。でも僕たちは評論家じゃない。評論される立場なんだから。
彼とたまに働くといつも思う。僕はいつまでも料理人でいたいと思う。僕はいつまでも火の前に立って、ほかの料理人たちのそばにいたいと思う。
いろんな人からいろんなことを教わってここまで来た。でもできれば、いい人からいい物を得たいと思う。いい反面教師なんて、結局どうすればマイナスにならないかを学ぶだけだからね。
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Chanson du Jour : Kickstart My Heart / Motley Crue
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