lundi 30 juin 2008
珍しい果物シリーズ(1)
こっちでは、ペッシュ・プラと言って、ペッシュが桃、プラは平たいという意味です。平たい桃と言うことです。そのまま、ひねりなし。
こっちのモモは日本のそれに比べるとかなり小ぶりです。これはさらに輪をかけて小ぶりだけど、美味しいです。
僕は結構桃が好きで、特に日本のデパ地下で売ってる白桃が丸ごとゼリーの中に入ってるやつなんか毎日でも食べたいくらい、大好きです。こちにはそういうものが売ってないんですよね。ぜりー菓子って言うものが。なんでだろう?
ペッシュ・プラの味はですね、いたって桃ですね。特に他のに比べて特段何かが優れているというわけではないですが、大切なのは、熟すまでは食べてはいけないということですね。
おいしいものが食べたければ、焦ってはいけないんですね。
↓でも行列に並ぶのは嫌いです。クリック、クリック、SVP。
Chanson du Jour : Blow My Fuse / KIX
dimanche 29 juin 2008
僕がデセールを創らない訳。
こっちのデザートと言うと、甘いものはがっつり甘く、すっぱいものはこれでもかというほど酸っぱいのが特徴です。もちろん、ちょっと上品なものを作ってるところもありますが、だいたいしっかりとした味わいをしています。
で、僕は休みの日に料理をしていますが今まで一回もデセールを作ったことがありません。作れないわけではないというか、作るのは好きなんですが、2人分という量を作るのが大変なので作らないんです。 料理人だからデセールなんて作ってられるかぁ、コラァ、と言うわけではありません。
料理でも同じことが言えますが、ある程度の量を仕込まないと欲しい結果が得られない場合が多いのです。だからやらないんですが、写真に載せていないところでは、プリンや、チーズケーキなんかは時々作っています。プリンは僕が好きなのと、チーズケーキはCHUFが好きなので。
あとは時間がかかるというのもあるかもしれません。仕事がない日に、家でちょこっと料理するだけでも洗いものとか結構大変ですからね。それにプラスしてデセールなんてやった日には・・・・・・・食事の後のことを考えると気がめいってしまいます。
でも、なんでこんなことを書いたかというと、最近ちょっと家で出来る簡単なデセールを考えようなぁと思ったので。季節のフルーツを使った、シンプルなものを。
料理やデセールを考えるのって、気分がノってる時が一番いいですからね。いいものが考え付く時は心がいい状態の時が多いですから。でも、あまり考えすぎないようにしないとね。考えすぎは心と体に毒ですからね。
↓今ならいろんなフルーツがありますからね。期待している人は・・・クリック、SVP。
Chanson du Jour : STAND / POISON
samedi 28 juin 2008
パティシエ募集中
それ以降は、やめる時には、そのための書類を用意したりしないといけないので面倒になってきますし、実際に退職するまでに一カ月くらいはブロックされまてしまうのです。
なんでこんなことを書くかというと、今月のあたまからきていたパテシィエがやめてしまったんです。
理由は特にに聞かなかったけど、シェフパティシエと合わなかったんだろうと思います。しょうがないですね。
ということで、パテシィエ募集中です。
このブログを見ていて、僕に心当たりのある方連絡待っております。
しかし、この前も書いたけど、なかなか見つからないんだよねぇ、パティシエって。
↓早く見つかると良いなぁ・・・クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Ne Me Quitte Pas / Jacques Brel
jeudi 26 juin 2008
今日も晴天。
今日もここ数日と同様にいい天気。日中は汗ばむような陽気にちょこっと出かけてきましたが、どこも人が多い。ソルドですから。
でも、ソルドになっている商品ってやっぱりそれなりで、いろいろ見て回っていて見つかったいいなぁというものは、新商品で対象外だったりするんだよね。
今回僕が探しているのはグリルパン。今のところ安くていいものはありませんでした。また来週探すとしましょう。
その後、サッカーの試合が始まる前に食事をと思い、ササッと用意。
前菜は鶏のブイヨンの中で火を入れた2種のアスペルジュ、マグロのトロのセジールに、ソースは赤ワイン風味のオランデーズソース。
メインは鶏胸肉とシャンピニオン、いんげんのソテー。シンプルに、それでいてまいうー。ソテーの最後にイタリアンパセリとエシャロット、にんにくのみじん切りを入れました。
お供したというか、作りながら飲み始めたのは、
AOC CHAMPAGNE / MARQUIS DE SEVRES "BRUT"
またまたシャンパーニュでございます。以前に書いた、10.99€のシャンパーニュです。恐るべきプライスです。聞いたことのないつくり手ですが、実際に作っているのは、MONTAUDONというシャンパーニュメゾンみたいです。下の方にちょこっと書いてあります。味わいはいたって普通のシャンパーニュ。値段にビビってはいけません。腐っても鯛。おいしいくいただけます。
最近シャンパーニュづいていますが、なかなか安いものはないのが現状なので、この先飲む機会はあんまりなさそうですねぇ。残念です。
↓明日からまた仕事。頑張りましょう。クリック、シィル・ヴ・プレ。
mercredi 25 juin 2008
今日からソルド
ということで、初めてソルドの初日に休みが重なったので、行ってきました。いろいろ買わなくてはいけないものがあったので。
それにしてもすごい人でした。サンジェルマン・で・プレの近くに行った後、プランタンやギャラリーラファイエットに行ったんですが、人人人・・・・・・・人の山。疲れてしまいました。
人を見に行ったのか、商品を見に行ったのか分からないような感じでありました。おかげ帰宅も遅くなり、しかも今日はユーロの準決勝の日でもあったので、簡単にマカロニサラダを作って、それをつまみに一杯やりながらのユーロ観戦。マカロニサラダの写真はいいでしょう。撮るようなものでもありませんしね。
一杯やったのは、
AOC CREMANT D'ALSACE "ROSE" / WILLM
スパークでございます。今日も天気が良く、ブログに貼ってある天気予報では25度が最高気温でしたが、それよりあったんではないかと?スカッとスパークいたしました。見えるでしょうか?こ奴はエチケットにピノ100%と書いてありましたので購入してみた次第です。いい感じで美味しいです。イチゴのような香りがします。7.85€。いいプライスではないでしょうか?
ユーロの準決勝は、今日はトルコ対ドイツ。トルコの奇跡は最後の最後で出ませんでしたね。2-2にした時は決勝に行くかもしれないと思いましたが・・・残念です。明日はロシアとスペイン。楽しみです。
明日も天気が良いようなので、どこかに出かけるでしょう。
安くていいものが見つかると良いなぁと。
↓今日僕はちょっといいものを見つけてしまいました。個人的に満足。クリック、SVP。
Chanson du Jour : Pieces Don't Fit Anymore / James Morrison
mardi 24 juin 2008
晩酌しながら更新中(その十九)
晩酌しながらの更新です。
昨日も今日も、パリは暑かった。今日なんかは29度まで上がりましたからね。まぁ、明日からはちょっと下がるらしいですが・・・
お供するのはもちろんスパーク・・・・・・ではなくて、
AOC CHAMPAGNE / Charles de Cazanove "CUVEE CAZANOVA"
そうです、シャンパーニュでございます。実はこれ近くのスーパーで一本買うと2本目が無料というキャンペーンをやっていたので購入しました。二本で27€ですから一本13.5€。昨今のシャンパーニュ事情を考慮するとお安いんじゃないでしょうか?味わいは、やはりシャンパーニュというか、スパークではありませんね。ここ最近かなりのスパークとちょっとのシャンパーニュを飲み続けているせいでなんとなく違いがわかる男になってきました。美味しくいただけます。
まぁ、気分的なものの違いも否定はしませんけども・・・
それでは今日は、手短に。これから日本時間で言うところの朝シャンを楽しみたいと思います。お仕事テキトーに頑張ってください。
では、また明日。ごきげんよう。
↓武士の休日にクリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Carry You Home / James Blunt
言い訳はなし…できることはやろう!
サービスの一番忙しい時、いろんな作業を並行して進めている時、しかっりと集中することが求められます。一つのミスがあとあとの作業に影響してきます。
そしてそんなとき、いつも大抵僕たちは急いでいます。急いでフライパンや鍋を温め、急いで野菜を切りだし、急いで料理をしています。
でも、そんな時こそ忍耐力が必要になってくるのです。忙しい中でも待つべき時間は待たなければいけません。レシピにある分量をいっぺんになべに入れて火にかけても料理にはなりません。お湯を早く沸かす術はありますが、バリラ社のペンネ№73は11分経たなければ火が入らないのです。 まぁ、これは一つの例えですが。
そういうのを見つけた時、僕はきちんと注意します。特に普段ちゃんと料理できる人がそういう手を抜いたときは・・・悲しくなりますね。
言い訳は聞きいれられません。なぜそうするのかを尋ねると、忙しいからとかなんとか。もう一度やり直ししてもらいます。こうなると、いろんなことが滞ってきて、時には厨房はめちゃくちゃになる時もありますが、しょうがありません。
できることはやらなくてはなりません。プロですから。
以前、僕の店にいた料理人で3星や2星の店を経て来た人がいました。若くしてすでに3星の部門シェフをやっていたということ。でも彼の仕事はお世辞にもほめられたものではありませんでした。彼の口癖は「一つ星だったらこの程度でいいだろう」そう言って、目的とは違う料理を作っていました。それはひどいものだった。
料理人も人間ですから、体調の良くない時もありますし、落ち込んでるときもあるかもしれません。そういうのネガティブな時、自分の中の小悪魔君が「ちょっと、楽しようよ」って言ってくるときがあります。どんな仕事をしていてもあるでしょう?そんなときいつも彼のことを思い出すようにしています。
つまらない言い訳はなし。自分ができることはやるべし!っと。
でも小悪魔君の誘惑は本当に魅力的なときがありますからねぇ・・・誘惑に負けた時はないかって?・・・・・・否定はしませんけど・・・負けないように心掛けています。
↓今日は帰宅が遅くなったので、更新が遅れました。クリック、SVP。
Chanson du Jour : I Believe I Can Fly / R. Kelly
lundi 23 juin 2008
観察力~ちょっと愚痴も・・・
最初は必ずと言っていいほど失敗して、怒られて、また失敗して、また怒られて…という感じで少しづつ料理を覚えていくんです。
ここで、いろんなタイプが出てきます。要領良くすぐにできるようになる子とそうでない子。一回はうまくできるけどなかなか安定しない子、なかなかできるようにならないけどできるようになったらまず失敗しない子。
観察力が優れている子はコツをつかむのが早いんです。誰かがやった動作をそのまま真似をするための観察力ではなく、真似をしていく過程で起こっていること、つまり自分がやっていることをしっかりと観察しながらやれる子は覚えが早い。自分なりに作業に意味を持たせることができるのでコツをつかむのが早いんです。
もちろん、教える方にもいろいろあって、上手い人もいれば下手な人いますから。僕は今まで何人かの教え上手な人に出会いましたが、なかなかそんなにいません。いつも、自分で考えながらやってきましたが、時として遠回りなこともあったりして、うまく教えてくれる人がいればなぁと思っていました。
でもなかなか教えてくれる人がいないのも事実です。わざと教えてくれない人もいましたし。でもぼくはいつも思っていたんです。チームみんなのレベルが上がればもっといい仕事ができるじゃないかって。自分のポジションを守るが為にツマラナイことをする人がいっぱいいます。
僕は、僕が知っていることであれば喜んで教えるし、その作業のポイントをわかりやすく教えるようにしています。
フランス料理で言うブリュノワーズという野菜の切り方があるんですが、これは野菜を小さい角切りにします。ある時アプランティの子がこれをやってるんですがうまく形がそろわない。まっすぐ切れないというのでしばらく見ていたら彼の目線が包丁の刃に行っていることに気づきました。野菜の形を気にするあまり刃先に目が行ってしまっていたんです。これでは包丁をまっすぐ下ろすことはできません。僕はそのことを注意してあげると彼はかなり喜んでいました。もちろんまだまだ経験不足もあるのできれいなブリュノワーズにはなりませんでしたが、一つ謎が解けたような顔をしていたのを覚えています。
わからないこと、できないことがあるのは当然。みんなができるようになること、チーム全体がそういう雰囲気になることがどれだけ店に利益をもたらすことか。
できると思ってやっていますが、なかなかどうして難しい問題でもあります。
料理人という仕事のとらえ方は、人それぞれですからね。
↓なんだか最後は愚痴っぽいかな?クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : So In Love / Curtis Mayfield
dimanche 22 juin 2008
Fête de la musique
パリでも、至る所で無料のコンサートなどが夜通しやっているはず。というのも、一度もこの日に休みだったことがないので、いまだ体験できずにいます。確かメトロもいくつかの線は夜通し営業していたような気もします。
帰宅途中、いつもは夜は閉まってしまうカフェがやっていて、たくさんの人が音楽に合わせてダンスしていました。家のすぐ近くのバーではアフリカ系の太鼓が鳴り響いていて、なんだか怪しげな雰囲気になっていたり。それこそそれなりのところでは盛り上がっているんでしょう。
テレビではウッドストックの映像が流れています。今現在はストーンズがやっています。今日の深夜は色んなチャンネルで音楽特集です。
いまだに外からは大きな音でどこからともなく音楽が流れてきます。きっと近くのバーかな?たまにはこう言うのもいいかもね。パリの夜って、ほんとに静かですから。夜中あいてる店なんて東京ほどあるわけではないし、東京に比べたらほんとに暗くなてしまうし。
でも、寝る前には静かになったくれると良いんだけど・・・
↓今日はいくらかマシ。クリック、SVP。
Chanson du Jour : Honky Tonk Woman / Rolling Stones
samedi 21 juin 2008
調子が上がらない日
こう言う日が一年に何回かあるんだよね。本当に心の底から働きたくないと思う日が。朝起きてからずぅっと思っていた。
まぁ、ちゃんと仕事に行きましたけど。これが学生の時だったら絶対サボってましたね。さぼって、気分転換にドライブなんかしちゃって。
パリに来て早5年弱。ほとんどパリの外に出ないので、そのうち気分転換にどこかに出かけた方がいいかもしれませんね。
今日は調子が上がらないので、この辺で。また明日。
↓悪い時は悪いなりに更新。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Rainy Days And Mondays / The Carpenters
jeudi 19 juin 2008
美味しい海老が食べたい
mercredi 18 juin 2008
またまたプーレ・ロティ
今日は何とも久しぶりのいい天気。気温はあんまり上がらなかったけど、気持ちの良い休日の午後。毎週恒例のごとくお使いを済ませて、少しお散歩がてらにぶらぶらと。パリでは来週からソルドが始まるので、軽く下見がてらにウィンドーショッピング。今回のソルドは初日から参加できますからね。
その後、前菜に軽くサラダを。
ルッコラのサラダにモッツァレラチーズとチェリートマトをのせて、バルサミコ酢のドレッシングでいただきました。オニオンフライものせてみました。
メインは先週の鶏のロティをCHUFからリクエストされましたので、付け合わせを変えて再登場。付け合わせはジャガイモの酸っぱいやつ(我が家ではこう呼んでおります)。そしてサボラでいただいてまいうー。鶏ってホントに美味しいですね。
お供したのは、
AOC CHAMPAGNE "BRUT MILLESIME 2000" / ALBERT DE MILLY
またまた登場、シャンパーニュでございます。安かったのでついつい買ってしまいましたが、絶対額としてはそれなりにします。12.5€。おいしいですが、あまり味わいに深みがありません。色が濃い目なのは、8年の歳月がもたらすものでしょうか?ちなみに全く知らないつくり手でしたので多少恐かったですが、まあまあいける感じですね。ついこないだ10.8€の値段がついたものを見つけたのでそちらもいずれ試してみたいと思います。
いまはスウェーデンとロシアの試合を見ていますが、ロシアがどうやら勝ちそうです。今現在2-0でロシア。ラーションもイブラモビッチも精彩を欠いております。
明日はいよいよ準々決勝、ドイツとポルトガルですね。楽しみです。
↓明日はパン作りする予定です。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
mardi 17 juin 2008
晩酌しながら更新中(その十八)
晩酌しながら更新中です、グビッとな。
そういえばユーロ2008ですが、フランスは予選を突破できなかったですね。今日のイタリアとの試合は見てませんが、オランダとの試合を見る限り、やはりジダンの穴はドデカイということでしょう。ボールの落ち着きどころがないですもんねぇ。これで監督交代でしょうから、これからに期待しましょう。それにしても今回のオランダは強いですね。優勝候補筆頭ではないでしょうか?
それでは、一杯やっているのは・・・
AOC Blanquette de Limoux / Sieur d'Arques
まだまだ懲りずにスパークです。なんだかラベルに大きく1の文字が書いてありまして、そこにはフランス語で、世界で一番のスパークであると書いてあるので買ってみました。素直においしいと言えるでしょう。しかし、なんだか強気の9.95€というちょっとお高い値段設定。もうちょっと安いとお勧めですね。
泡はいたって大人し目であるので・・・Depuis 1531とかいてありますが、世界一のスパークを謳うのはあと10年と3日早いでしょう。
今日の店はほんとに暇でした。こ言うちょっと大きな試合がある日は暇です。しかも負けたとあっては、なんだかパリじゅうが静まっているような印象を受けました。テレビでは生放送で、解説者たちが反省会をやっております。いつも思うけど、やるの選手なのになぁと。ものすごい太った評論家みたいな男の人がいるんだけど、そんな人にああだこうだ言われたくないよね、必死で走ってる方は。
それではみなさん、お仕事テキトーに頑張ってください。僕は、これから試合の再放送でも見ながらスパークするとしますかね。
A Demain!! Ciao!!!
↓毎日クリックメルシィー、今日もシィル・ヴ・プレ。
lundi 16 juin 2008
ちょっとした気遣い
特に若いころはつまらない仕事がたくさんあって、どこにやる気を見出せばいいのか分からなくなってしまうこともしばしば。すぐやめてしまう人が多いのも、つまらない仕事になにも見いだせずに飽きてしまうためでしょう。店を変えれば何かが変わると思うのでしょうが、何も身についていないうちは何もできませんし、そんなハッタリがきくような世界ではないですから。どこに行っても同じことの繰り返しです。
僕が普段気をつけているのは、最終的な仕上がりを意識してどこまで気を使うことができるか?ということ。仕込みの段階で何を意識して仕事をするか、それによってその人の成長の度合いも変わってくると思っています。
もちろんサービスも大事ですが、仕込みの時間がなければ成り立ちません。
サービス中は、基本的にア・ラ・ミニュットです。最低限の仕込みだけしておいて、来る時が来たときに初めて切りだして、火を入れていきます。ですからその最低限の仕込みをしっかりやっておかないと忙しくなった時面倒なことになるんです。
今ならアスペルジュが季節ですからそれを使った料理がよく出ます。そのアスペルジュを下処理するときにまず、穂先を残して、とげみたいな物とってから皮をむき始めますが、その時に穂先からの長さを決めてむき始めます。僕なら大体指三本分くらいのところから。ここを意識してやらないときれいには仕上がりません。サービスの忙しい最中にそろったものを探さなくてはいけなくなってきます。最低限必要なことだと思っています。でもなかなかやってくれる人がいないのも事実。忙しさにかまけてないがしろにしてしまうんです。
こう言うモラル的な問題はなかなか浸透させるのが難しいですね。チーム全体がそういう雰囲気にならないとかなり難しい。
ちょっとした気遣いがあとあと仕事を楽にしてくれるんですけどね。
↓気を遣いつつも、手早く仕上げなくてはいけないんです。クリック、SVP。
Chanson du Jour : Kurumi / Mr.Children
dimanche 15 juin 2008
Fête des Pères ( 父の日 )
以前の母の日が日曜にしては珍しく、昼も夜もかなり忙しかったんですが、今日の昼はいつもの日曜日な感じ。
お父さんがないがしろにされちゃうのは日本もフランスも一緒かなぁなんて思っていました。
が、夜はそこそこ入って52人。ちょっとまとまった人数のテーブルが多かったので、きっと父の日の食事会でしょう。
こう言うの良いですねぇ。僕が日本にいるときは母の日にはワインを、父に日にはウィスキーを送っていましたけど、食事に行ったことはないですから。こっちに来てからは、電話をするようにしています。
だれが決めたか分からない日ではあるし、別に決まり事でもないけれど、何かをするきっかけとかになるのでいいですね。
僕的には忘れないようにしたい日です。
↓いつもメルシィー、今日もクリック、SVP。
Chanson du Jour : Baiser d'adieu / PAULINE CROZE
晩酌しながら更新中(その十七)~今夜は特別に~
僕は結構飲む方なので、外で飲むと懐がかなり痛みます。ですから最近はほとんど飲みに出かけることはないんですが、今日は、同僚がどうしてもというので、付き合うことに。以前よく行っていた、なじみのカフェで、小一時間ほど。
その後帰宅しまして、ちょっと一杯。
AOC Marsannay 2005 "CUVEE TRADITION"/ Dominique Laurent
有名なつくり手ですね。おいしいです。以前はかなり濃いワインを造っていたみたいですが(未試飲)、ある時からかなり普通に作っているらしく、これもおいしく飲めます。9€。見つけたら買いですよ。裏ラベルにノンフィルターと書いてありますが、きれいな済んだ色をしています。僕の好きな感じです。
同僚は、ちょいっと飲みたかったらしいですが、話が弾んでビール2杯にワインをグラスで2杯飲んできましたが、僕的にはこれからスタートというところでお開きとなったので今夜は特別に晩酌です。
ストレスをためるのはよくありませんからね。
↓おいしいワインには美味しい何かがほしいところですが・・・時間が時間なので控えます。クリック、SVP。
Chanson du Jour : Another Saturday Night / Sam Cooke
vendredi 13 juin 2008
新しいパティシエール
それまで一人でやっていたシェフパティシエもこれでちゃんと休みが取れて、色々試作とかもできるようになると少し満足気。ぼくとしてもちゃんと残ってくれると良いなぁと。
レストランのパティシエを探すのは結構大変です。業界全体で、常に不足していると思います。
なぜなら、ブティックの方が仕事が早く終わるから。拘束時間が短いんです、ブティックは。朝から始めて、夕方には終了でしょう。一方、レストランは一日2回のサービスをしなければいけないし、デセールは常に料理の後になるので帰りも遅くなる。
まぁ、こんな感じで、パティシエ探しはいつも長引くし、なかなか見つからない。
何人か優秀なパティシエが、レストランでの仕事が嫌になってやめてしまったのを知っていますし。どうしても、ブティックで働いてる人たちと自分を比べてしまうんでしょう。前にも書いたかもしれませんが、一つの職業としてのパティシエととらえている人も多く、人生は仕事だけではないと考えているんだと思います。実際、僕の友達もおんなじようなことを言っていましたし。そんなに働いてどうする?と。
まぁ、人それぞれですからね。でもある意味チャンスでもあると思います。仕事を探している人にとってはね。
ちなみに新しいパティシエールの日本人の女性。以前3つ星で働いていたそうです。
ホント、残ってくれると良いなぁと。
追記:一日遅れだけど、誕生日おめでとう!! Betty!!!!ちゃんと、コメントできてるじゃんか。でもはげはやめようよ、はげは。俺、はげてないし。
↓今度コメントの入れ方を説明します。フランス語だからコメントしにくいのかな?クリック、SVP。
Chanson du Jour : Happy Birthday / Stevie Wonder
jeudi 12 juin 2008
ベーグル、ベーグル!
今日は昨日の予告通り、ベーグルを作りました。CHUFが大好きなんですが、なかなか近所に売っていないんですよね。たまに出かけた時に買ってましたが、はっきり言って、そんなに難しいものでもないので、作ることに。日本にいるときにちょっとパン作りに凝っていた時がありましたし、実際にレストランで作ってましたから。
左から、ブルーベリー、ドライバナナとパンデピス風味、干しブドウとシナモンです。まぁまぁうまくいったんじゃないでしょうか?
CHUFにコツを教えながら、僕も昔を思い出しての共作。楽しかったですね。来週も何か作るかもしれません。パン作りって、そんなに難しいものではありません。オーブンがあれば簡単に作れます。
ただいろいろなレシピがあるので好みの味のものは、試作を繰り返していくしかないですね。
その後、夕食を。
ミ・キュイにしたマグロの赤身、色々野菜のエチュベ。マグロはソテーする前に、Raz el Hamout というエピスをまぶしました。これは、確かではありませんが、30数種類のエピスを混ぜたもので、支配的な香りは、クミンやターメリック、などです。カレースパイスに近いものがありますが、ちょっと違うんです。メーカによってもその配合がかなり変わっています。エチュベは以前紹介した作り方のもの。 ミ・キュイというのは、半生に仕上げたということ。キュイとは、完全に火が入ってることを指します。ミはその手前ということ。
メインは、牛ロースのステーキ。付け合わせは、茄子と新玉ねぎのフライパン焼、トマトの香草パン粉焼きです。お肉の下に隠れてしまっているのがトマトです。それぞれをシンプルに料理しました。家飯としてはこれで十分でしょう。素材の力に感謝です。こっちの野菜はほんとに力強いと思います。
お供したワインは、
AOC MARANGES 1er CRU "CLOS DE LA FUSSIERE" MONOPOLE 2004 / DOMAINE RENE MONNIER
あまり香りません。アルコール度数13.5%と表示がありますが、あまり感じません。それなりに時間も経過していますから、こんなものでしょうか?タイミングの問題かもしれませんし。でも、美味しくいただけます。9€。お勧めです。
今日は午前中雨が降り、午後からちょっと晴れ間が見えましたがかなり肌寒かった。最高気温17度というのもどうかなあという感じ。もうちょっと低かったんじゃないかなぁ。早くいい感じになってほしいものです。
↓来週は、お総菜パン作り!・・・かも知れません。クリック、クリック、SVP。
mercredi 11 juin 2008
久しぶりにプーレ・ロティ
今日は午後に散歩も兼ねてちょっとお出かけ。その後スーパーで買い物をして、散髪。
僕はこっちに来てからほとんどCHUFに髪を切ってもらってる。最初は大変だったけど、最近は早くて、プロ並みの仕上がり。いつかは美容室に行こうかなぁと思ってるけど、いろいろ話を聞くとあんまり行く気がしない。日本のそれとはかなり質が下がるらしいので。自宅できれば節約にもなりますからね。
その後シャワーを浴びて、ササッと料理を。
鶏のもも肉をシンプルにロティに。付け合わせは、ゆでたジャガイモといんげん、クレソンのサラダ。サボラというマスタードをつけて食べました。
お供したワインは、
AOC BOURGOGNE "La Myotte" 2005 / Domaine Guillot-Broux
久しぶりのブルゴーニュです。いつぶりでしょうか?高いアルコール分に後押しされてか、かなり薫り高い。タンニンはそれほどではないですが、しっかりとしたうまみを感じます。やっぱりいいですねぇ、ブルゴーニュ。夜にはかなり涼しくなったので、スパークという感じではなかったんです。
ちなみにこれはいただきもの。店のソムリエが、サンプルがあるからどう?と。二つ返事でいただいてまいりました。よって、いくらするかは知りません。おそらく日本でも売ってるでしょう。興味がある方、検索してみてください。
今日は久しぶりに鶏を食べた気がする。こういう風にシンプルに皮をカリカリにロティしてやるとおいしいですね。CHUFも大満足でした。
明日は、ちょっとベーグル作りをするかもしれません。今のところ予定ですが・・・
↓うまくできたら写真撮りますよ。クリック、クリック、SVP。
Chanson du Jour : Good guys don't always wear white / Bon Jovi
mardi 10 juin 2008
アペロしながら更新中(その一)
ちょっと前に帰宅して、テラスでアペロ中であります。
朝は普通に働いたので、昼食はいつものようにCHUFと自宅で済ましました。ですから、あまりお腹が減りません。
このあと何か食べる気にもならないのでこのまま軽くフロマージュなどをかじりながら、だらだらする感じでしょう。
帰宅後、シャワーを浴びて、そのままテラスでスパーク中でございます。
AOC VOUVRAY "BRUT" / DE PREVILLE
普通においしいスパークです。5.10€。お勧めじゃないでしょうか。すっきり美味しいです。
最近家で料理する気がしません。こういうときもあります。でもこう言うときは、ちょっと仕事もしたくない、というか、あんまりテンションが上がらない状態なのも確かです。所詮人間ですから、ノラナイ時は全くノリマセン。
でも、美味しいものは食べたいんですよねぇ。
↓Wifiは素晴らしい。だけどテラスに電源がないんだよね・・・クリック、クリック、SVP。
lundi 9 juin 2008
よるのさんぽ
いま時が一番日が長いのかな?よくわからないけど、夜の散歩はなかなか良かったです。
最近あんまり写真を撮ってなかったので、歩きながらちょこっとだけ取ってみました。
今時期のパリはいい気候ですから、夜の散歩に向いてますね。夏に来るより今来た方がいいでしょう。お勧めの季節です。
そういえば、ちょっと前からEURO 2008がはじまってますね。パリにはいろんな国籍の人がいますから、結構盛り上がってます。もうちょっと試合が進んでいくと、勝った国の人たちが試合後に車で繰り出して、クラクションを鳴らしながら走り回るのが見かけられるようになります。
僕が応援するのは、フランスかな?今日の初戦は、ルーマニアと0-0でした。ちなみに同じグループのイタリアはオランダに0-3で負け。フランス人は大喜びでしょう。いろいろありましたからね。
↓よるのさんぽって言う絵本がありますよ。好きな絵本です。クリック、クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : 5 MINUTES D´AMOUR / FRANCE GALL
4連覇!!
6-1,6-3、そして最後は6-0だったかと。
フェデラーはやる気がないのかというくらいあっさりとやられてしまいましたね。
また来年も、この顔合わせになるのでしょうか?フェデラーは全仏だけ勝ってませんからね。
どっちが勝ってもいいニュースだったけど、日本では大変なことが起こってしまいましたね。
何とも言いようがない気持ちになります。被害者のご冥福とそのご遺族に遺憾の意を表します。
最近こういう事件が多いですよね。防ごうにも未然に防ぐことができないような無差別な殺意。遠くフランスにいても、いやな気分にさせられます。
僕の母がいつだったか日本も暮らしにくくなったと言っていたのを思い出しました。なんだか日本の社会が病んでしまっているんでしょうかね。
↓嬉しいニュースが聞きたいですね。クリック、シィル・ヴ・プレ。
Chanson du Jour : Happy Song / Boney M