lundi 16 mars 2009

食べること







 とはこういうことですよね。





 元は命があったもの。それを料理していくんですね。


 この鳥は羽こそないものの、御覧の通り頭からつま先までありますし、内臓もすべてついたままです。


 普段見慣れたすでに切り分けられた肉の塊はそれぞれの形と命があったのに、最終的にはパック詰めされているわけです。


 知っておいた方がいい事として、何を食べているかということ、何を料理しているかということがあると思います。


 肉でも魚でも野菜でも、生きていたのですから大事に扱わないといけません。きちんと美味しくして送り出してやらなければいけないと思います。


 そんなことをちょっと思いながら夕食には胸肉をいただきました。



 ロティにした胸肉とじゃがいも、ルッコラとアンディーヴとリンゴのサラダ。いつものようにワンプレート・ディナーです。胸肉はカリシトに。もちろんまいうーでした。


 同時にワインも。


 AOC GEVREY-CHAMBERTIN 1er CRU LA PERRIERE / Philippe PACALET


 前の店の最後の日にみんなからもらったワインです。有名な作り手だけど、お初です。色は薄いけど澄んではいない。好きな感じの薄さです。そして味わいは、まさに滋味を感じる味わい。お出汁をいただいているような感じと言いますか、かなり好印象です。噂や試飲のレヴューしか見たことがないので、ちょっと早めに開けてみた次第です。とても美味しいワイン。こういうの寝かしたらどうなるんだろうかな?ちょっと知りたいですね。もらいものなので、値段は知りません。けっこうすると思うな。


 今日は早起きしてマルシェに行ってきて、ふっと思ったのでこんなことを書きましたが、以前からよく言われていることを実感できたこと、そして素材に対する誇りが、作り手やそれを扱う売り手から実際の消費者の目の前まで伝えられているフランスの日常を感じました。もちろん全てが素晴らしい訳ではないけれどね。

 ちなみに丸焼きにする時にはこんな風に縛ります。パァーンと胸を張って丸焼きになってもらうんです。今回は写真だけでこの後捌きましたけど。ガラはあとでジュにします。



 今日はマルシェに行った後、昼食をとって、その後散歩に出かけました。天気が良かったので。


 毎週末こんな陽気ならいいですな。


 ということで、この辺で。

 また明日、ごきげんよう。





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