samedi 28 février 2009

嬉しい事

 がありました。

 今の店には長く働いている人が多いんだけど、調理場には、もう30年も働いている料理人が二人います。

 今日そのうちの一人が、一冊の本をくれました。


 料理の本です。




 もう一人も含めて、あと一年半もすれば定年だそうで、彼曰く

 「自分みたいな年寄りには必要ないから使ってくれよ」

 とのこと。

 彼のキャリアはあともう少しで終わりだから、先がある料理人に使ってほしいということです。

 もちろん喜んでいただいてきましたよ。

 なんだか嬉しかった。

 まだ3週間も一緒に働いていないけど、少しづつ認められてきている気がします。

 また彼曰く、

 「どこにしまったか分からなくて、家じゅうをかみさんと探し回ったよ」

 とも言っていました。

 なおさら嬉しいじゃないですか。


 嬉しいついでにちょっとワインを。



  Pinot Noir 2008 / Cono Sur


 チリの作り手の作りピノです。ちょっと前に同じ作り手のスパークを飲みましたね。やはりヨーロッパのピノと違うのは、なんだか熱っぽさを感じるということ。ヨーロッパのそれはひんやりとした飲み口がありますからね。でも、違いがあるというだけで、美味しくいただけます。7.7€。お試しを。

 もらった料理の本的には言えば、エスコフィエを写し書きにした家庭用かなとも思いますが、大事に使っていきたいと思います。

 そして彼の名前はサイッド。アルジェリア人だったかな?年とか、国籍とか関係なく一緒に働ける時間を楽しめたらいいなと思います。彼は僕の父と同い年のキュイジニエです。

 ありがとうサイッド、また明日、面白い昔話を聞かせてね。

 ということで、この辺で。

 皆さん良い週末を。

 また明日、ごきげんよう。


 ちなみに、この本は僕が生まれた年に出版されたものでした。


↓サイッド・クリック、ありがとチャン。
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