lundi 14 avril 2008

時々思い出す昔のこと(4)

 
 こっちにくるまでほとんどフランス語に接したことがなかった僕は、最初の数ヶ月間、かなり勉強した。
 僕が一番大事だと思っていたことに、フランス語をきちんと学ぶということ。いずれ、レストランで働くにせよ、言葉がわからなければ、つまりコミュニケーションをとることが出来なければきちんとした仕事はもらえないだろうと思っていたから。



 それから後々、いろんなところで必要になってくる、語学力。役所で、警察署で(滞在許可の為)、病院で、などなど。



 一日のほとんどを机に向かっていた気がする。それに、まったく知らない言語を学んで、それが少しづつ自分で理解できるようになってくるのも楽しかったし。その日の復習、宿題、次の日の予習も欠かさずやった。

 でもその後に調理場で耳にする言葉は学校で習うものとはまったく違うものであることに気づくけど。

 まず、みんな早口。というか普通にしゃべっているだけなんだろうけど、学校の先生とはかなり違う。

 そして、口語独特の言い回しなど。今でこそわかるけど、その当時はわからないことだらけ。そんな、与えられた仕事にも支障をきたす状態。仕込みは何とかなるけど、サービスのときなんて・・・大変でした。

 どうやって、口語独特のフランス語を身につけたかって言うと、やっぱり、しゃべるしかないんですね。
僕がやったのは仕事の後みんなでいっぱい飲むのに付き合って、そこで、みんながしゃべるのを聞きながら覚えたんだよね。

 やっぱり仕事中はそんなにしゃべる時間てないし、しゃべっても仕事のことが中心になるから、あんまり学ぶ時間もない。ちょっと砕けたところだと、みんなわからないことは親切に教えてくれる余裕があるし、活きたフランス語を話すしね。とっても勉強になりました。

 こういうことが判ってから、あんまり学校の重要性を感じなくなっていたんだけど、滞在許可証の為には学校に行き続けるしかなく、当時かなりジレンマを感じた記憶がある。学校で習うフランス語は、なかなか使えないことが多かったから。それに時間も有効に使えないしね。



 
 そして、ある日・・・・・・


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Chanson du Jour : Mieux qu'ici-bas / Isabelle Boulay

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