jeudi 17 avril 2008

春はアニョー

 今日は早起きしたので、初めて木曜日の近所の市場に出かけてみる。すると・・・

 なんじゃこりゃ?

 な状態。出ている店は日曜日の半分以下だし、生鮮食品は少ないし、おまけに人出も無い。

 行った意味なし

 まぁ、普通に考えて、平日だからみんな働いてる訳ですよね。だから人出が少ない。人がいなけりゃ店を出してもしょうがない訳で、出店も少ない。出店が少なけりゃ、人も来ない、まさに負のスパイラルですね。

 もう、行かね。

 その後今日は何するわけでもなくゆっくりしておりました。天気はよかったんですが、強風が吹き荒れていて、寒かったので、自宅にこもっておりました。

 だらだらとしていたら、夕食の時間に・・・・・・今日は題名どうり、メインにアニョー(小羊)です。春はアニョーの季節でもありますから。

 前菜に、冷蔵庫のあまり物処分な一品を。下から、ナスのキャビア、トマトのロティ、グカモール(アボカドに火を入れたもの)、マグロをさっとソテーしたもの、ソラマメとドライトマトのサラダです。アヴォカドは切ってそのままにしておくと黒く変色してしまいますが、ソテーしてやると、緑色が増し、変色しにくくなります。レモン汁はいりませんよ。



 ナスがくたびれていたのを元に作ったもの。なかなかどうして、おいしかったですよ。

 メインは、アニョーのロティ、皮付きジャガイモのカリカリ焼きマッシュルームとエシャロット。アニョーはピレネー産のもの、しっとりとロゼに焼き上げました。なんともジューシーな肉質。至福のときでありました。ジャガイモはラットという品種を使用。ねっとりとうまいです。そして断面はかりっと。




 ここで簡単なジャガイモ料理を紹介。用意するのは小さめなジャガイモ(日本であればメークイン種、食感の為です)、皮付きにんにく、塩、コショウ、バター少々、フライパンです。冷たいフライパンに半分もしくは適当な大きさに切ったジャガイモを断面が下になるように敷き詰める。ここで、水をひたひたになるくらいまで入れ、軽くつぶしたにんにく、塩、コショウをお好みでして、バターをひとかけら入れて、火にかけます。火は全開でオッケーです。しばらく火をかけっぱなしにしておくと当然のごとく水分が減ってきます。


 ここで、第一回のチェックポイントです。ジャガイモに火が入っているかを確認して下さい。火が入っていたら、そのまま火にかけ続けて水分を飛ばします。そうでなければ、少し水を足して、ジャガイモに火を入れてください。だんだん水分がなくなってくると、フライパンからする音が変わり始めてきます。ちょうど、油を引いたフライパンに水が入ってしまったような感じでパチパチいってきます。

 ここで第二回目のチェックポイントです。ほぼ水分がなくなると、今度はほとんど音がしなくなってきます。バターがふつふつする音だけになります。ここで火を落として下さい。完全にではなく、弱火で火を入れていきます。このとき、ジャガイモの断面がカリカリになっていきます。焼き色の付け具合はお好みで。焦がさないように注意して下さい。 そして出来上がりです。何回か試してみて下さい。かりっとした断面と、ねっとり火が入ったジャガイモの出来上がりです。

 お供したワインは、




 AOC BOURGOGNE GRAND ORDINAIRE "Cuvée Le Royal" 2005 / Lucienne Michel

 驚異のワインの発見です。決して寝かせるようなものではないことは、このアペラションが語っていますが、いいです。ピノはどの位入っているんでしょうか?解りませんが、フルーティで飲みやすく、そして何よりも2.75€というプライス。驚きの価格であります。別に安売りしていたわけではなさそうでした。ここはシャブリの作り手で、日本にも入っているようでありますが、これはどうでしょうか?軽いので、移動に耐えうるものを持っているかどうかが疑問です。見つけたら試してみて下さい。今日は軽く小躍りしてしまいました。

 僕は、また明日から一週間が始まります。皆さんは最終日。一週間お疲れ様でした。


↓毎日有難うございます。これからも、クッリク、シィル・ヴ・プレ。
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Chanson du Jour : Heart of Gold / Neil Young

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